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中部公民館・西部公民館

 全国研 in 兵庫

2017-11-09
学童保育について勉強したり、
話し合ったりする集まりの全国版
全国学童保育研究集会。

第52回の今年は兵庫で開催されました^ ^

奈良市からは、三ノ宮まで電車1本なので
昔よりすっごく行きやすくなりましたよね!

事務局長の私は分科会に参加しましたので
感想を書きます🙂

分科会はたくさんあるテーマから、
自分の興味があるものに申し込み
いろんな部屋に分かれて、
話を聞いたり話し合ったり。

私は絶賛悩み中の(笑)
「連絡協議会の活性化」をテーマとした
分科会に参加しました!

30人程度の小さめ分科会。
全国の市連協・区連協・県連協の人たちが
悩みや取り組みを話し合いました。

何度かこういう会に参加するうちに
わかってきたことですが

奈良市の学童は公設公営。
市町村が作り、運営していますが、
これはすごーく
恵まれているんだってこと。

学童保育って元々は
働くために子どもをどうしよう?って考えて
ママ友と預けあったり
ママ友とお金を出し合って、保育してくれる人を雇ったり、
って所からスタートしています。
これは、民設民営になります。

そんな動きが全国でおこり、
民営の学童が増えていく中で
市町村によっては、
市町村が学童を作ってあげたり(公設民営)
市町村が学童を作って運営までしたり(公設公営)
いろんなパターンの学童ができました。

私たちって、公設公営なんで
会計で悩むとしても
保護者会費のことくらいですが

民営だと運営の収支まで考えないといけないし
保育士さんの研修だって、保護者がお金出しあって講師を呼ぶしかないし
自分たちが動かなければ
何も変わらないんですよね。

それに比べると公設公営の私たちは
何もしなくても、どのバンビーホームでも
ある程度同じ恩恵が受けられます。

市連協の役割がわかりにくいのって
この辺りにあるんだろうなー
という気がしてきました。

その証拠に
その分科会にいた公設公営の市町村、
奈良市や広島市や東京都清瀬市などの悩みは共通していて

市連協のメリットは?
入らないデメリットは?
書面にして出してください!

って詰められること(笑)

今の時代、
PTAに入らなくたってこどもは勉強できるし
自治会入らなくたってゴミは出せるし
何のために団体に所属する必要があるのか
ってみんな、思うんですよね。

答えは簡単ではないですが
私がひとつ思ったこと。

こういう団体の存在意義は
人とつながるってこと。

同じ世代、同じ価値観の人だけではなく
老若男女、
お互いを認め合って、共存していく。
日頃から助け合い、思いやり、
困った時は助けてもらう。

時代は変わっても、きっと
人に喜んでもらったり、助けてもらうって
嬉しいですよね。

それが昔から地域の中で、
いろんな団体を通じて行われてきたけれど
今は個人対個人の関係が主になってきている。
それが悪いことと言いたいわけではないです。

でも、個人対個人の関係だと
助けてあげたくても、助けて欲しくても
できない時もあるし
自分のできることでは足りない時もある。

個人対団体であれば、自分が困った時に
たくさんの支援がもらえるし
誰かが困った時に
みんなと助けてあげられるから
いろんなパターンの支援をしてあげられる。

ひとりはみんなのために、
みんなはひとりのために、
ってやつですね。

団体の良さって
そういうところにあるんじゃないかな、と
思えるようになりました。

これをメリット、デメリット、で
説明するっていうのは
とても難しいことです。

でも従来型の団体が
時代に合わなくなってきているのも確か。
負担を減らせば活動も減り
ますます存在意義がわからなくなる。

いい答えは出ませんが
市連協のこれからの活動を
保護者のみなさんと話し合ってみたいなと
改めて思った分科会でした。