主な活動場所
株式市場、先物・オプション市場

 今日も日経平均は冴えない展開か!? 下げ渋っても戻りは鈍い!?

2021-03-22
 おはようございます。
 
 昨日は春の嵐でかなりの雨風だった。株式市場も先週は米FOMC(公開市場委員会)や日銀金融政策決定会合があり、日米の金融政策に微妙な変化がみられたことで冴えない展開となった。これまで世界的な金余りで買われすぎとなっていたものも多く、金融政策の変更は株式市場の大きな転換になる可能性もある。
 
 いずれ日銀のETF(上場投資信託)買いも止まることは分かっているし、既に変化がみられるのだからあえてここで慌てる必要もないと思う。これまで買われていた銘柄が売られるということに過ぎず、本来の市場の動きに戻るということだろう。いずれにしても全てそれもまた相場であり、相場の変化に合わせて投資スタンスを変えるということになるのだろう。日経平均が、そしてナスダック指数が上がり難い状況ということであり、TOPIXにしても、ダウ平均にしてもいつまでも上がるわけでもないということだ。日経平均の銘柄入れ替えが行われないのも日銀保有株の混乱を最小限にしたいとの思惑なのだろう。
 
日経平均は夜間取引で29,000円を下回るような場面もあったが、とりあえず29,500円水準まで下げそうだ。上値は30,000円を意識すると売られることになると思われ、当面は29,000円水準、あるいは最悪の場合28,000円水準を試すのではないかと思う。
 
先週末の日本市場は米国市場と同じように金融緩和継続が確認されたにもかかわらず日経平均が大きな下落となるなど、期末要因もあって冴えない展開となった。ただ、値上がり銘柄数が値下がり銘柄圧倒的に多く、TOPIXが9連騰となるなど二極化となっている。
 
週末にボラティリティーが上昇したが、まだ水準としては買える水準であり、プット買いを考えても良いだろう。改めてブルとベアのスプレッドを作るということでもいいかもしれない。株式保有が多い場合は単純にカバードコールで良いだろう。
 
動き始めると大きく動くことになりそうだ。上がるにしても下がるにしてもボラティリティーが上昇してくると思われ、オプションの売りポジションは先物とセットで考えてみてもいいだろう。上がる時も下がる時もセットで考えてみればいいと思う。
 
詳しくは無料メルマガをご覧ください。
 → https://s-pyxis.com