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 買われすぎ銘柄の修正安がみられるのか!? 日経平均は下げ渋りとなるか!? 売りが売りを呼ぶ展開には注意!!

2021-05-11
 
 今日は寒くなると天気予報で言っていたが、株式市場も米国のナスダック指数が大きく下落したこともあり、昨日までの上昇から日本市場は調整となりそうだ。米国では金利上昇が懸念されて買われすぎ銘柄が売られているが、日本でも金利上昇懸念こそないものの買われすぎ銘柄の修正はまだまだ続いており、決算発表を機に売られるものも多くなっている。適正株価ということでもないのだろうがやはり買われすぎ銘柄は修正されるということだろう。
 
 どこまでが買われすぎか買われすぎでないのか判断は難しいところでもあり、ケインズの美人投票の話ではないが多数決のようなことで相場が決まるということも否めない。ただ、大きな流れのなかでは買われすぎとなる場面と売られすぎとなる場面があるのだから、相場全体、そして個々の株価の買われすぎや売られすぎをしっかりと見極めることが投資で成功する秘訣といえるだろう。底入れ感が出ている銘柄の上がるまでの期間は「待ち」の期間としてゆっくりとした気持ちで待っていられるような投資をお奨めする。
 
29,500円水準の節目を抜けた形だが、本日再度移動平均線などを割り込むようであれば、依然として保ち合いが続くということになりそうだ。28,500円~29,500円水準での保ち合いが続くのだろうし、28,800円~29,200円を中心とした動きに戻るのではないかと思う。
 
米ナスダック指数が大幅安、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も大きく下落したことから本日の日本市場は売り先行となりそうだ。特に半導体関連銘柄やハイテク銘柄など買われすぎとなっている銘柄などを中心に大きく売られるものもみられるだろう。売りが売りを呼ぶような展開になるのかどうか、押し目買いがみられるのかどうか、そして大きく売られた場合に日銀の買いがみられるのかどうかが注目される。
 
引き続き保ち合いということでコールとプットともに売りで良いと思うが、既にプットを買っている向きは大きく下がったところでプット売りをしても良いのではないかと思う。逆にプットを買っていない向きはここで買ってもいいかもしれない。
 
ボラティリティーの上昇が見られなければ引き続きプットもコールも買いを使った戦略でスプレッドなどを考えても良いと思う。「セルインメイ」で売りが売りを呼ぶ展開になるかどうかには注意しておいた方が良いだろう。下手に押し目買いというような戦略はやめておいた方がよく、しっかりと28,000円台までひきつけておけば良いと思う。
 
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