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 28,000円を保てるか!? 売り一巡感はまだ出ないのか!?

2021-05-20
 おはようございます。
 
 今朝は雲っているが、薄日という雰囲気で梅雨空ではあるものの少し明るい朝となった。今年は梅雨が長引きそうということだが、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなかで本当に東京五輪も開催されるのだろうか。もし中止ということになると経済的な影響もあるのだろうし、株式市場も売りで反応することになるだろう。ということは東京五輪に対して疑心暗鬼という状況では株価の上値も限られるということなのではないかと思う。
 
 さらに、東京五輪が実際に開催されたらされたで「五輪後」の話題になるのだろうし、コロナ後まで織り込んでいるとすれば、五輪後も織り込んでいるのかどうかということになる。そもそも開催するかどうかが疑問のなかで五輪後を織り込んでいるとは考え難く、開催された場合とさらない場合とで五輪後を考えて株式市場も見なければならないだろう。ただ、いずれにしても世界的な金余り、新型コロナウイルスへの経済対策はいずれ終わるということであり、コロナ後、五輪後、そして金融緩和の終了を織り込みに行く相場ということだ。
 
今日も28,000円台をキープできるかどうかということになるのだろう。ここでキープできれば、28,000円から28,500円水準での値固めとなるのだろうが、割り込んでも買いが入らないという状況であれば27,500円程度までの下落はあると思う。
 
米国株が売られたことで冴えない展開となった。ただ、米国金利が上昇した割には下げ渋りとなったことで日本市場も売り先行となった後の買戻しなどで底堅い堅調な展開が期待される。指数に影響の大きな銘柄が買われすぎということで売られるような展開は変わらず、日経平均は上値も重いのだろうが、個別にみていくと割安銘柄などを中心に買い直されるものも出て来ると思う。
 
乱高下となりながらも底値を探る動きとなりそうだ。大きく下がることがあっても27,500円を割り込んでさらに下値を探るということでもないだろう。28,000円を割り込むと売り難いという雰囲気になるようであれば、28,000円前後が底値ということになるだろう。
 
一方で買われすぎ銘柄の修正安は続くと思われ、戻りは鈍いと思う。28,500円を意識すると上値が重いという感じでもあり、当面は27,500円~28,500円水準での動きということでポジションを組んでいれば良いだろう。
 
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