主な活動場所
株式市場、先物・オプション市場

 日銀短観の影響は!? 結局は上値の重い展開か!?

2021-07-01
 おはようございます。
 
 今日は朝から雨が降っており、梅雨空となっている。昼頃には強く降ると言われているが、株式市場もまだまだ波乱となりそうだ。昨晩の日経平均先物が一時大きく売られるという場面もあったが、珍しく日経平均が金利に反応したということだろう。これまでも述べてきたようにここからはどうしても金融緩和の終了ということが株式市場への足かせとなるので少なくとも買われ過ぎ銘柄がさらに買われすぎるということはないと思う。
 
 今日は日銀短観の発表があるが、好調な景況感ということになればさらに金融緩和の終了ということが取り沙汰されるだろう。加えて、新型コロナウイルス感染拡大が止まらない中での東京五輪・パラリンピック強行、今月は日銀の金融政策決定会合もあり、そして少し先を見ると日経平均の適入れ替えもあり、そして衆議院の解散もあり、とまだまだ波乱もありそうだ。波乱があっても利益を出す方法を考えておくということも大切だ。
 
夜間取引の日経平均先物は一時28,500円水準まで売られたが、結局は28,800円程度まで戻してきた。依然として28,800円や28,500円というところが節目となっているのだが、上値は29,000円となるのか、29,200円や29,500円まで戻すのかまだわからない。下手をすると29,000円程度で頭打ちになると考えておいてもいいだろう。
 
米国市場はまちまちで、本日の日本市場は相変わらず方向感に乏しい展開となりそうだ。夜間取引の日経平均先物は一時大きく下落する場面もあり、その要因となった日本国債の金利状況も気になるところだ。朝方は日銀短観の発表もあるが、短観の内容で金利がどのように動くかが注目される。月初の買いは期待されるが、月末の売りにあまり押されなかったところを見ると織り込んでいるということもありそうだ。
 
昨晩の先物が一時28,500円水準を試す動きになったように下値を試す動きが続くという可能性も高い。金利次第ということなのだろうが、少なくとも上値は重いと思う。戻りの水準を確認する場面もあるが、29,000円までしか戻らない可能性もあると思う。
 
上値の重いということで29,000円を超える、あるいは近づいたところでは下向きに有利なポジションにしておくということで良いのだろう。プット買い、コール売りなどが考えられる。そして逆に28,800円を下回った水準ではプット売り、コール買いで対処したい。
 
詳しくは無料メルマガをご覧ください。
 → https://s-pyxis.com