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 底堅さがみられるか!? 28,500円台は買いなのか!?

2021-07-06
 おはようございます。
 
 今朝は梅雨空ではあるものの、久しぶりに薄日がさしている。米国市場が休場となったことで株式市場はさらに売り買いの手掛かりに乏しく、大きく方向感が出るという状況でもないだろう。昨日の日経平均もファーストリテイリングとソフトバンクGの個別の悪材料で売られたという形だが、特に相場全体が調整感が出ているということでもない。買い上がる材料がないというだけで、売り急ぐ材料も特に他の銘柄では見られるわけでもなく、4~6月の業績の見直しなどで買われる銘柄も出て来るだろう。
 
 米国でも日本と同様にと言うか世界的な金融緩和での金余りという状況からはさすがに変化が見られてくるだろう。新型コロナウイルス感染拡大が止まらないところもあるが、異様な緩和がいつまでも続くのかどうかということだ。日本では緩和状態が長く続いているが、逆に言えば緩和効果が薄く、投機的なゲーム感覚での参加者が増えているだけという面もある。いずれにしてもいつまでも金融緩和状態がつづくということはそれだけ株も買えないということなのだと思う。空売りが積み上がらなければ、当面は上値の重い展開が続くだろう。

引き続き下値を試す動きも見られるかもしれないが、28,500円水準では底堅さも見られそうだ。上値が28,800円や29,000円という水準で止まるという可能性も高くなっており、上値の重さが嫌気され始める水準を確認したい状況だ。ただ、今の段階ではまだこれまでの保ち合い水準である、28,500円~29,500円の保ち合いが続くという見方で良いと思う。
 
米国株が休場となるなかで、昨日大きく売られた銘柄などの反発も期待される。夜間取引の日経平均先物がいったん下値の節目と見られる28,500円を試したものの、堅調な展開となっており、売られたものが買われるということで買い先行となりそうだ。ただ、買い戻り一巡後にさらに上値を買い上がるだけの材料もなく、上値の重さが嫌気されると再度売り直されるようなものも多くなるだろう。
 
引き続き保ち合い相場を前提としたポジションで良いと思う。保ち合いの底と考えてコール買いやプット売りを考えるところだが、プット売りでもプット買いを組み合わせてスプレッドの形とするなど、ボラティリティーが低い水準なので買いも組み合わせるといいだろう。
 
次に考えなければならないのは戻りを試す動きとなったときに、28,800円や29,000円というところまでしか戻らないということだ。まずは28,500円では下げ止まるということで考えて、しっかりと止まったと確認して戻りはどこまでかを確認するということだ。
 
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