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株式市場、先物・オプション市場

 そこで下げ止まるか!? 28,500円をキープできるか!?

2021-07-07
 おはようございます。
 
 梅雨空ではあるものの雨は降っていない。まだ大雨があちこちで降っており、梅雨最後の集中豪雨なのだろう。株式市場は連休明けの米国市場がなんとも不思議な動きとなっており、これもまたバブル末期の症状ということなのだろう。長期金利が急低下していることが何を示しているのかが問題だし、一過性なのかどうかを見極める必要があるが、それだけ債券に魅力があるということなのだろうか?
 
 米国の財政の逼迫などを考えると国債の増発などが取り沙汰される可能性もあり、日本でも買いオペの金額が減少しているということを考えると債券をここで買い急ぐ理由が見当たらないのだが、単純に持高調整の買い戻しということなのかもしれない。あるいはどこかのファンドの破綻などがあって債券を買戻し、株も買い戻しているというケースも考えられる。いずれにしても少し異様な相場ということなので、急騰、急落などの波乱に備えておくということでいいだろう。杞憂に終わればそれはそれで良しということだ。

28,500円をキープできるかどうかということになるが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物で大きく割り込んでおり、28,000円を試すことになる可能性もある。売りが売りを呼ぶようなことになるか、あるいは28,500円を割り込んだということで売り難くなるのかということだが、28,000円を割り込むようなことがあっても今回も一過性ということになるだろう。
 
米国株はまちまちだが、リスク回避のような流れになっていることや夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく売られていることから本日の日本市場は売り先行となりそうだ。ETF(上場投資信託)の配当捻出売りなどが取り沙汰されていることもあり、売りやすいということで買われすぎ銘柄を中心に売り急ぐ動きも出るだろう。ただ、から売りが積み上がった銘柄から買戻しで下げ渋るだろう。
 
保ち合い相場が下に放れるという可能性が出てきた。空売りが積み上がり難い状況であり、買戻しが入らないと意外にもろく値が崩れるということもあるだろう。まだ保ち合いが崩れていないと見て良いと思うが、保ち合い水準の訂正は必要かもしれない。
 
オプション戦略としてはスプレッド型の組み合わせ、あるいはボラティリティーが上昇しれくればコンドル型のポジションでもいいのではないかと思う。いずれにしてもまだ買いを組み合わせながら動きが少し出てきたということで対処して見るといいだろう。
 
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