主な活動場所
株式市場、先物・オプション市場

 28,500円では下げ止まらなかった!!今度は28,000円で止まるのかどうか!!

2021-07-16
 おはようございます。
 
 昨日はかなり派手な雨に降られてしまったが、いよいよ梅雨明けとなりそうだ。梅雨の間の晴れ間も気持ちがいいが夏の太陽はまた違った強烈さがある。株式市場は米国は案外値持ちがいいものの、日本市場はまた一人負けという状況となっている。日本市場の特異性というよりは、日経平均の特異性がここのところ強まっているということだろう。
 
 昨日も述べたが日経平均の採用銘柄の株価算定基準の見直しで個々の銘柄の比重が小さくなれば、本来の株価の動きを示す指数となってくるのだろう。先物やオプション、そしてETF(上場投資信託)、インデックス投信など日経平均に連動する商品が多すぎるということも異常な動きとなる要因なのだと思う。一気に変わることはないが、日経平均そのものに変化が見られているのだということで動きを考えていかなければならないと思う。
 
28,500円を割り込むと一気に28,000円を試す動きになりそうだ。さすがに28,000円水準ではいったん下げ止まると思われるが、依然として日経平均の上値が重い状況が続いており、下手をすると再度27,500円あたりまで下落する可能性もある。無理をせずに下値を見極めるということでいいのだろう。
 
米国株はまちまちだが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が軟調となったこともあり、本日の日本市場は売り先行となりそうだ。日経平均に影響の大きなファーストリテイリングの決算発表を受けての売りが嵩む可能性もあり、冴えない展開となりそうだ。日銀の金融政策決定会合の結果発表も特に何も変わらないのだろうし、新型コロナウイルス感染拡大が止まらないなかでの週末で少なくとも積極的に買い上がるということにはならないだろう。買戻しがどれだけ入るのか空売り次第だろう。
 
日経平均は下値を試す動きとなっている。下値はまずは28,000円水準と考えておいて27,500円までは想定している。ただ、プットの売り買いに関しては27,000円より下値を考えておいた方が良いだろう。上値は28,500円や28,800円となるのだろう。
 
日銀の金融政策決定会合も特に変わりなくファーストリテイリングの決算への反応が注目される。日経平均に影響の大きな銘柄だから売られるということになるのか、既に売られているので悪材料出尽くしとなるのか、大いに注目されるが、少なくとも上値の重い冴えない展開となると思う。
 
詳しくは無料メルマガをご覧ください。
 → https://s-pyxis.com