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株式市場、先物・オプション市場

 月末の売りが出るのだろうか!?  月初の買い期待で下げ渋るのか

2021-07-30
 おはようございます。
 
 毎日毎日暑い日が続いている。夏休みも真っ盛りだが、あまり子供も出歩いていないようだ。株式市場は外の暑さも関係なく冷めた感じでもあるが、ゲーム感覚での売買をするような参加者も動かないことで動けないという状況なのだろう。米国でロビンフッドという証券会社が上場したが、株価としては冴えない始まりとなったようだ。投資対象としては見込めないということで機関投資家の買いなども見られなかったようだ。
 
 投資ファンドなどもかつては長期投資ということでじっくりと育てるというような投資が多かったが、現状は目先の利益、目先の株価上昇にばかり関心があるというような投資が多く、投資というよりは投機というものが株式市場の主体となっているような感じだ。逆に言えばそれだけ目先の値動きが悪いということだけで実力以下に放置されている銘柄も多いということであり、決算発表などでじっくりと分析して見ると良いと思う。急がば回れということも投資の世界では多いと思う。
 
夜間取引の日経平均先物の動きなどを見ていてもやはり28,000円水準が上値という雰囲気になっており、よほどの好材料があるか、月初の買いでも入らないと上値は重いだろう。下値も27,500円を割り込んで売り叩くには決算発表が出揃って割高感がでるとか、新型コロナウイルス感染拡大の影響で経済的なダメージが指摘されるなどということがないと底堅さは見られるだろう。ただ、指数に影響の大きな銘柄の調整がさらに進むようだと売りが売りを呼ぶ展開でさらに下押すということがあるかもしれない。
 
米国株は堅調だが、上値が重く、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物がさえない展開となっていることから本日の日本市場も売り先行となりそうだ。「月末の売り」が懸念され、新型コロナウイルス感染拡大が止まらないことでの緊急事態宣言などが取り沙汰されるなかで決算発表も本格化しており、手仕舞い売りに押されるものが多くなりそうだ。売りが売りを呼ぶ展開になるのかどうかで大きく下げることになるのかどうかが決まりそうで、いずれにしても少なくとも上値の重い展開となるのだろう。
 
ポジションは引き続き保ち合い前提で良いと思う。ここのところの動きを見ているとうやはり上値が重く、上値の重さが気になると今度は下値を試すという場面も多くなり、27,500円では止まらないという事態もあるかもしれない。
 
結局は日経平均に影響の大きな銘柄の買われ過ぎ修正がどこで止まるのかが問題となってくるだろう。修正が一巡となって底堅さが見られれば、今度は割安銘柄の修正高から買戻しなども増えて指数も上昇するのだろう。
 
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