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株式市場、先物・オプション市場

 28,000円を目指すも上値が重く方向感に乏しい展開か・・・

2021-08-10
 おはようございます。
 
 台風の影響で大荒れの天気となっているが、ここ数年本当に「降れば土砂降り」という状況で大変なことになっている。今朝も天気は良いがすごい風となっているが、株式市場も「天気晴朗なれど波高し」という感じだと思う。個々の業績を見ていくと特に悪化しているでもないが、一方で旅行業界とか飲食業とか大変なことになっている。

 降れば土砂降りではないが、ここ数年本当に二極化が進んでいる感じもあり、投資先の選別もしっかりとしておくということだろう。ただ、暗号資産にしても原油価格にしても金(きん)にしても金利にしても言えることは目先的には過熱することがあるが、ある程度落ち着くところもあるということだ。つまり、どの相場でも「陽極まれば陰を生じ、陰極まれば陽を生ず」ということなので、大きな流れとしての相場の変化をしっかりと見極めることが大切だろう。

27,500円水準が下値ということで上値は27,800円となるか、28,000円まで上昇するかが注目されるが保ち合い相場には違いなく、ここから上昇すれば戻り売りに押されるのだろうし、下がるということになると割安銘柄を中心に買われるものも多くなるのだろう。
 
日本市場が休場中の米国市場は一進一退、まちまちの動きだったが、総じて堅調となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が堅調だったことから本日の日本市場は買い先行となりそうだ。特に売り急ぐ材料もなく、「連休明け高アノマリー」も期待されるが、逆に特に買い急ぐ材料もなく、新型コロナウイルス感染拡大が止まらないこともあり、上値も限られそうで堅調ながらも上値の重い展開となりそうだ。
 
今週はオプションSQ(特別清算指数)の算出もあり、動き始めると大きく動くということもありそうだ。上がるから買うという雰囲気でもなく、下がるから売るという雰囲気でもないが、日経平均VIが上昇するような展開になると、一気に動くということもあるだろう。
 
当面は27,500円~28,000円での保ち合いという見方で良いと思う。TOPIXは上値の重さが嫌気される場面も多くなりそうだ。いずれにしても日経平均に影響の大きな銘柄などは上値の重さ、戻りの鈍さを嫌気されては売られるということで指数自体は冴えない展開が続くと思う。
 
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