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株式市場、先物・オプション市場

 28,000円を超えると売られるのか!? 上値は重い!?

2021-08-11
 おはようございます。
 
 昨日までの強風から一転して穏やかな無風の朝となっている。今日も暑くなりそうだが株式市場は依然として盛り上がらず、冷めた相場となっている。世界的な金余り相場も少し様相が変わってきたということでもあり、米国発の金融緩和縮小からの調整が見られるのではないかと思う。2015年夏のようなショック的な暴落はないと思うが「ジャクソン・ホール」などが取り沙汰されるときには気をつけた方がいいだろう。

 日本でも新型コロナウイルス感染拡大が止まらず、景気の回復は見られないが二極化のなかで物価の上昇も見られる。富裕層にとっては単なるインフレということで好感されるのかもしれないが、逆にそれ以外の人にとっては「スタグフレーション」という感じになると思う。同じ「物価上昇」でも賃金や収入が増える人と増えない人手は捉え方が違うと思う。いずれにしてもいろいろなコストの上昇が始まっていると思う。

28,000円を超えると一気に手仕舞い売りに押される展開となった。本日も28,000円を試す動きとなるのだろうが、引き続き上値は重いと思われる。28,000円を超えると買えないという状況が続くかどうかだが、まだまだ上値は重いのではないかと思う。当面は27,500円~28,000円を中心とした保ち合いが続くと思う。
 
米国株はまちまちだが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったこともあり、本日の日本市場も買い先行となりそうだ。ただ、特に買い上がるような材料もなく、新型コロナウイルス感染拡大が止まらないこともあって上値は重くなりそうだ。上値の重さが確認されたところで昨日同様に手仕舞い売りを急ぐ動きが見られて冴えない展開となるだろう。
 
オプションSQ(特別清算指数)の思惑から意外高や意外安もあるかもしれないがとりあえず27,500円~28,000円の保ち合いと考える。これをどちらに放れるかということだが、金融緩和の縮小などが取り沙汰されると下に放れることになるのだろう。
 
何となく2015年夏の大暴落の時のような感じでもあり、慎重に対処したい。空売りが積み上がらないことや指数に影響の大きな銘柄の値動きが悪いこともあり、とりあえずは上値の重い展開となると想定され、ヘッジなども考えながらコール売りやプット買いのタイミングを測るところだと思う。
 
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