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 週末の手仕舞い売りに押されそうだ!! 売りが売りを呼ぶ展開になるのか!?

2021-08-27
 おはようございます。
 
 蝉の声も少なくなったがまだまだ暑い日が続いている。株式市場も米国株は高値更新となっていたが、さすがに上げ一服となった。日本市場ではあまり取り沙汰されていないが、本当にファーストリテイリングやソフトバンクGなどの日経平均に影響の大きな銘柄の値動きが悪い状況が続いている。この2銘柄だけと言っても過言ではないが、日経平均の歪みが出ているということであり、これまで買われすぎたと言うことが今、冴えない展開となっている一番の要因だろう。

 米国株も買われ過ぎ感が強いと思う。日本株の出遅れということが言われているが、逆に日本株は先んじて買われすぎの修正が行われているということだろう。米国でも早晩買われすぎの修正などが見られるのではないかと思う。そしてのそのきっかけが、金融緩和の縮小ということなのだろう。米国の金利には引き続き注意が必要だと思う。

27,800円で上値を押さえられた形になりそうだ。今度は27,500円水準で下げ止まるのか、さらに27,000円あたりまで下落となるのかが注目される。いずれしても当面は27,500円~27,800円での保ち合いという想定で良いのだろう。
 
米国株が軟調となったことや週末の手仕舞い売りに押される形で本日の日本市場は冴えない展開となりそうだ。売りが売りを呼ぶようなことにはならないと思うが、しっかりと戻したものから手仕舞い売りに押されるのだろうし、値動きの悪い指数に影響の大きな銘柄などの売りも嵩んで指数だけ大きく下げるということもありそうだ。売りが売りを呼ぶような展開というよりは買いが入らずにちょっとした売りで下落するというような感じではないかと思う。
 
日経平均自体は少なくとも積極的に買い上がる動きにはなりそうもない。コールオプションの価格が安くなっており、上値の重さを嫌気する動きも出てきそうだ。ただ、日経平均VI(ボラティリティー・インデックス)の上昇も見られず、売りが売りを呼ぶ展開にもなり難く、引き続き保ち合い想定でいいだろう。
 
ストラングルの売りなども利益をどこで確保するかということになるが、来週あたりから乗り換えを考えて行けば良いだろう。来週から波乱もありそうなので、先んじて利益を確保しておく、あるいは利益を確定するように買いを入れておくという手もあるだろう。
 
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