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 月初の買いは入るだろうが・・・ 28,000円をキープできるか!?

2021-09-01
 おはようございます。
 
 今朝はひんやりとした朝で秋の気配だ。9月に入ったということで秋がさらに深まってくるのだろう。株式市場は昨日は月末の売りに押されることがなかったが、勘違いしてはいけないのは月末の売りがなかったということではなく、月末の売りがあったが、大きく上昇したということだ。月末の売りに期待して日経レバレッジなどを空売りしていた向きなどが買い戻したことで指数が押しあげられたということなのだろう。

 そう考えると本日も月初の買いが期待されるが、月初の買い期待で昨日既に買い急いでいたとすれば、今日は逆に手仕舞い売りに押されるということになる。そして指数が下がると「月初の買いがなかった」という話になるが、これもまだ買いがなかったわけではなく、買いは入ったが下がったということになるのだ。つまり、決算発表時と同じで、何かイベントがあったときにその内容に関わらず、指数が上がるか下がるかだけで方向が決まるということだろう。ただ、あくまでもこうした動きは目先的なものである。

27,800円や28,000円の節目をあっさりと抜けた。ただ、月末の売りを期待して空売りしていた向きの買い戻しが中心と見られ、本日は逆のパターンとなる可能性もある。まずは28,000円台を固められるかどうかということなのだろう。28,000円を保てるのかどうかが注目される。
 
米国株は軟調で昨日の反動から本日の日本市場は売り先行となりそうだ。ただ、月初の買い期待もあり、実際に昨日も月末売りが出ていたことは出ていたので、本日も月初の買いはあると思われるので、売り急ぐ動きがなければ逆に買い急ぐ展開となって堅調となりそうだ。逆に買いが入らないとみられると昨日の轍を踏まないようにと売り急ぐことになるのだろう。いずれにしても目先の需給に振らされるだけの相場ということなのだと思う。
 
目先の需給と思惑だけで動いている相場だが、それはあくまでも日経平均が中心だ。日経平均を取り扱う戦略としてはここからは上値が重いという想定で良いのだと思う。上昇する過程で空売りが増えるのかどうかが注目され、空売りが増えるようであれば、さらに上値を試すことになるのだろう。
 
月初の買いが入らないというようにみられると一気に手仕舞い売りに押される可能性も高い。少し高い水準の行使価格のコール売りという戦略でも良いのだと思うが売りに対して不安があるのであれば、本日高いようであればプット買いという手もあると思う。
 
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