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株式市場、先物・オプション市場

 売りが売りを呼ぶ展開になるかどうか、日経平均VIに注意!!

2021-09-29
 おはようございます。
 
 今朝も好天で「いい季節」になったと思う。公園の木々も少し黄色がかって蝉の声は全くしなくなった。株式市場も米国株が大きな下落となり、調整感がさらに強まっている。バブル崩壊ということなのだろう。今回の戻しの場面でも主役が見当たらず、高値を更新する銘柄もほとんどなかったことでそれだけこれまでの相場と違っていると考えてもいいだろう。

 日本市場ではそれでもトヨが高値を更新したりとまだ上値余地もあるように思われるが、昨日の夕方や夜の放送でも述べたように、ファーストリテイリングやソフトバンクGの戻りからの反落を見ると既に相場が変化したということがわかる。本日から10月相場ということなのだが、日経平均の銘柄入れ替えの影響などもあって相場の変化がさらに進むだろう。これまでのように下がれば買いということになるのかどうかというところだ。
 
夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が下値の節目とみられる29,500円水準まで一気に下げており、3万円を超えると売られるということになりそうだ。29,500円~29,600円を下値に3万円までの保ち合いとなるか、さらに下値を試すことになるのか、まずは29,500円水準で下げ止まるかどうかということになる。
 
9月中間期末の配当落ちに加え、米国株が大きく下落したことから売り先行となりそうだ。買われ過ぎ感が強い銘柄などもあり、また配当取り、日経平均の銘柄入れ替えなどもあっていったん下落となると大きな下落となりそうだ。改めて上値の重さが意識されるような展開になれば調整も長引きそうだ。
 
昨日の夜の放送で話したようにプットオプションでのヘッジはまだ有効ではないかと思う。急反発となってもプット買いであれば損失は限定されるし、調整が大きくなることへのヘッジとはなる。そしてプットが買われてボラティリティが上昇すれば売りが売りを呼ぶような展開になる可能性もあり、日経平均VIの動きには注意が必要ということだろう。
 
プット売りに対してもヘッジを掛けておくということが良いだろう。下落にも急反発にも備えるというようにコールもプットも買ってもいいだろう。ストラングルやストラドルの買いもボラティリティーの状況を見ながら考えれば良いと思う。
 
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