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 28,500円を超えるか、再度28,000円まで下落か!? 米国株は調整感が強いが・・・

2021-10-12
 おはようございます。
 
 今朝も好天となり、まさに夏という感じだ。蝉が鳴いていないだけでとても10月とは思えない天候だ。株式市場はどうやら底入れ感が出てきたものの9月初めのような勢いはなく、まだまだ疑心暗鬼の中での戻り相場を模索しているということだろう。特に買い上がる材料もなく、政治ネタもどこまで材料となるかということなのだろう。

 政治の株価に与える影響は限定的であり、あくまでも政策、特に規制緩和の政策ということだ。水清ければ魚棲まずということである程度自由であることが健全な市場原理が働くということだと思う。異常値があってもそれもまた相場ということであり、特に税制の問題はどうしても大きな声をなりやすいだろう。実際には今回の課税強化も個人の問題で影響は少ないと思うが、売り煽る材料としてはわかりやすいということだ。岸田首相が打ち消したことでいったんは収まるのだろうが、格差是正の「分配」などは市場とは乖離したもので岸田=売りという図式になりそうだ。ただ、株式市場は企業業績次第という面が強く、ここからは決算発表の動向に一喜一憂することになるのだろう。
 
28,500円の節目で上値を押さえられた形だ。雲のねじれの日柄で上に抜けた形であり、強含みに推移して行くことが期待されるが、75日移動平均線に上値を押さえられており、まだまだ28,000円台の値固めという場面もあるのだと思う。一方向に動きやすい相場だけに少し振れ幅が大きいと考えておく方が良いと思う。
 
米国市場とは逆に日本市場は決算発表前の買戻しなどが見られたものと思う。ただ、買戻し一巡となったものから冴えない展開となっており、指数の上値は重いのではないかと思う。積極的に買い上がる材料には乏しく、割安感が強い銘柄は買われるのだろうが、割高感が強いものも多く、業績面で不安が少なく、決算発表でも売られないような水準にあるものが物色されるのではないかと思う。
 
日本市場は結局9月は「行って来い」という形で調整となっているが、下値は何となく27,000円~27,500円あたりだろうという感じになっている。ここからは戻りがどこまでかということになるのだが、とりあえずは28,500円をしっかりと超えて来るのかどうかということになる。
 
さらに上値を試す展開となっても、3万円というところが遠くなったような感じで、世界的な金融緩和の終了となるなかでは割安銘柄は買われるのだろうが、割高銘柄となるまで買われるということもないだろう。インフレ懸念がさらに強まるようであれば、大きな調整となるのではないかと思う。
 
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