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株式市場、先物・オプション市場

 今度は保ち合いの下値を試す展開に!! 資金逃避の流れになっているので注意した方が良いと思う・・・

2022-12-16
 おはようございます。
 
 今朝もとてもいい天気だが「日差しに騙されるな」というような寒い朝となっている。株式市場も米FOMC(公開市場委員会)の結果が発表されても大きく下落するということもなく安心していたら、一晩経ってECB(欧州中央銀行)の利上げに反応するように大きな下落となった。日本市場も下げ渋りとなっていたこともあり、本日は大きな下落となるのだろうが、決定的な材料には乏しいという雰囲気になっている。ただ、米国利上げが継続し、世界的な金余り相場が終焉しているなかで、お金の行き場を考えなければならないだろう。

 昨晩の米国市場でも株価が大きく下落するなかで債券価格は上昇(金利は低下)しており、株式から債券への資金シフトが起きている可能性がある。単純に債券の買い戻しという見方もできるが、ここのところ資金逃避と見られるディフェンシブ銘柄が堅調な展開となるような面もあり、利上げ、利上げと言っているが世界不況というような懸念も出ているのではないかということも懸念される。インフレを押さえるということが優先されたころで一時的に景気が悪くなるということなのだろう。ただ、ここで景気が悪くなっても不況になるのか、業績相場前の一服ということなのか、しっかりと見極める必要があるだろう。引き続き割安銘柄への資金逃避を優先して行くと良いだろう。
 
28,000円の攻防という雰囲気だったが出来高も少なく、再度保ち合いの下値を試すことになりそうだ。外部環境も含めて何も変わっていないということでもあり、依然として保ち合い相場が続くということなのだろう。27,500円を試すことになるのだろうが、買い戻しでどこまで値を保てるのかということになる。年末に向けての持高調整が続くと思われ、27,500円~28,000円を中心とした保ち合いが続くのだろう。
 
欧米株が大幅下落、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も大きく売られたことから本日の日本市場は売り先行となりそうだ。日経平均は再び下値を試す展開となるのだろうが、割安感が強い銘柄がどこまで下げ渋るかということになる。防衛関連銘柄などは引き続き下がれば買いという状況なのかもしれないが、指数を下支えするほどの力もなさそうで、保ち合い相場の下値を試すことになるのだろう。空売りが積み上がっている銘柄なども買い戻し一巡後に売り直されるということになりそうだ。
 
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