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 連休明け高アノマリーは期待できそうもないが・・・ 日本でもスタグフレーション懸念が強まる!?

2023-07-18
おはようございます。
 
 梅雨明けはまだということだが、実際には真夏以上という感じだ。株式市場はそれほど熱くはなく、どちらかというと隙間風が気になるような雰囲気になっている。決算発表がここから本格化するなかで「コロナ後」に対する期待が強いのだろうが、コロナ太りも含めての二極化が進んでいるよな傾向もあり、決算も好悪が企業によってはっきりと分かれるのではないかと思う。指数に影響の大きな銘柄が好悪どちらなのかということで相場全体の雰囲気も変わってくるのだろう。

 ただ、少なくとも先週末のファーストリテイリングの動きでも見られたように、日経平均に影響の大きな銘柄には買われすぎ感が強いものが多く、指数自体の上値は重いのではないかと思われる。想定以上の好調な決算でも売られるということになると単純に割高銘柄が売られるということになるのだろう。日銀の金融緩和終了がそれだけ意識されているということでもあり、指数としては上値の重い展開が続くのだろう。単純に割安感が強い銘柄などの買い直しに注目していれば良いと思うし、PBR(株価純資産倍率)1倍割れ銘柄などに注目しても良いのだと思う。

節目とみられる32,300円台をしっかりとキープできれば買い戻しなどから32,500円を超えて再度32,800円あたりまでの上昇も期待されるが、夜間取引や祝日取引でも32,000円を意識する水準まで売られており、32,300円を下回ると一気に32,000円近くまでの下落もありそうだ。その水準を下回っての保ち合いとなるか、32,000円台での保ち合いとなるかというところで、まずは32,300円台を保てるのかどうかということなのだと思う。
 
日本市場が連休中の米国株は堅調となったが、夜間取引や祝日取引の日経平均先物が冴えない展開で連休明けの日本市場も方向感に乏しい展開となりそうだ。決算発表が始まり、日銀の金融政策決定会合を控えて動き難いところで、中国の景気鈍化などの影響が気になるところである。米国では中国景気の影響は軽微ということだが、日本ではどうしても影響は免れないということだろう。中国依存度の高い銘柄などは冴えない展開となるのだろうし、日銀のスタンス変更も気になり少なくとも上値の重い展開となるのだろう。
 
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