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株式市場、先物・オプション市場

 売り先行となるのだろうが・・・ 円安を「好感」できるかどうか・・・

2024-02-14
おはようございます。
 
 2月も中旬になるとだいぶ春めいてきている。株式市場も昨日は大暴騰となり1989年の高値もすぐにでも抜けるのではないかとの見方が出ている。これまでも何度も述べているが、1989年の高値を抜けると行っても当時と日経平均の構成銘柄も様変わりとなっており、まったく別の次元の話だ。そういう意味では既に日経平均の算出開始以来の高値をとうの昔に抜けているという状況でもあり、一つの「モニュメント」という意味で38,900円という数字を持ち出した方が良いだろう。38,900円を超えるかというよりは現状がバブルなのかどうか、そしてどこまで日経平均は上昇するのかということを考えるのが正解なのだろう。

 さらに言えば日経平均がどこまで上昇するのかが重要ではなく、個々の銘柄が割高なのかどうかということでもあり、経済の成長と株価の上昇が大きく乖離しているようであればバブルなのだと思う。例えばここのところ日経平均を押し上げている半導体関連銘柄でも成長性が突出しているから日経平均の中でのウェイトが突出していると考えれば、「実態」よりも買われすぎている状態はまさにバブルそのものである。さらにファーストリテイリングやソフトバンクGなどが指数を押し上げており、成長を先取りしていると言えるのかどうかということであり、まさにこれもバブルということだ。

37,000円を超えたかと思ったら、一気に38,000円を超える場面もあるなど目先的には過熱感が強まっている。移動平均線との乖離も大きくいったんは値幅の調整が見られ、その後は少なくとも日柄の調整は行われるのだと思う。上値は38,000円となり、下値を試すことになるのだが、37,000円前後、あるいは36,500円あたりまではすぐに下落となるのだと思う。
 
バブル後の高値を大きく更新、バブル時の高値が指呼の間になってきたということでかなり色めいている。バブルではないとの説明もまことしやかに述べられているが、半導体株などをみるとまさにバブルそのものであり、2000年の「ITバブル」のような感じでもある。今度は米国株が急落して夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られていることもあり、売り先行となって調整感が強まるのだと思う。上がり過ぎの反動もあり、少なくとも日柄の調整が必要ということになるのだと思う。上がったものから売られることになるのだろう。円安を好感して輸出株などは下げ渋り、指数の下支えとなると思う。
 
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