主な活動場所
池袋スポーツセンター

 武道と格闘技

2016-04-09
先日本部道場で、ある方々が稽古後に、柔道なのかなんなのかわからないが、ある関節技をかけようとして、もうひとりが必死にかけられまいとしてもがいてたのを見て、気分を害した。
大の大人がみっともないの一言である。
時々、普段の稽古で、相手に合わせて、受けを取る面が自分だけでなく、他の方にもあると思う。
相手との人間関係を壊したくないからだ。
もちろん、ただの型稽古を繰り返しても、武道においての精神面、肉体的にも強くならないでしょう。
合気道において、受けと取りと、攻撃する側と受ける側を決めて稽古する。
要するに、他の武道と違い、約束稽古なのだ。
先ほどのじゃれあいを見て思ったのは、かえって合気道のように、どちら受け、取りと決めてやる稽古だから、ほかの武道にない面で、芯を鍛える稽古ができるのではないか
剣の素振りの基本は、多く振りかぶること、小さく振りかぶると、確かに、相手に早く接触できるが、足腰から振ったことにならない。
同じことが、言えるのではないか?
ちゃんと、相手の攻撃を受けて、投げ、抑えというような技の稽古をするから、足腰を使って芯を鍛える稽古ができるのではないか?
人間何をされるのかわからないと、体に力が入り、足腰でなく、余計な力が入る。
武道の真の目的は、お互いに成長すること。
小手先の技で勝ち負けを決めることより、奥が深いのものと自覚したい。