主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 真理3

2024-01-10

皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
史実を確かめることが真理に近づくことになると思います。つまり歴史ですが、正確な歴史は誰にもわからないかもしれません。なにしろ事実は一つですが、その事実をどのように捉えるかで全く違った解釈になります。例えば戦争ですが、勝った側は勝った原因とかを誇らしげに語るでしょうが、負けた側は負け惜しみで敗因は相手の卑怯な作戦のせいとか言うでしょう。ですから、歴史はHistoryと書きますが、これはHeのstoryです。彼の物語なのです。物語ですから事実と違っていても面白いほうが喜んでもらえるので創作されたりするのです。
特に神話のような物語は、少しの事実はあると思いますが、多くは創作であり、読み手がおもしろがるように物語を書いたのかもしれません。
このように過去の歴史は、事実をどのようにとらえるかで変わってくるのです。そして歴史の全てを書くことはできませんから、その一部をある視点から記録するしかないのです。それで、歴史の教科書に書かれていることは、事実の一部分でしかないこと、見方によって事実が真逆になることを覚えておきましょう。
自分の人生でも、意識がはっきり記憶として覚えているのは3歳位からでしょうが、それ以降の記憶にしても、はっきりしたものもあれば、うろ覚えのものもあるでしょう。自分の記憶すらそうなのですから、ましてや歴史の事実に関しては、記録した人達の主観によって捻じ曲げられることだってあるでしょう。
それでも、過去の事実を明らかにすることは大切です。そこから何かを知ることができるからです。過去において、ある原因があり、そこにある作用が及ぶと、このような結果になりました。これが縁起というものですが、お釈迦様が2600年も前に導いた事実です。例えで言うと、花の種が原因で、これを土に植えて水と温度を管理すれば、花が咲くというものです。同じように人間も両親から生まれました。この児に愛を注いで食事を与え教育すれば、立派な青年になるということです。
言葉にすれば簡単なことですが、実践するのは難しいのは誰でも理解できるでしょう。それでお釈迦様は生きていくには、こうすればよいのだと教えを説かれたのです。そのように生きれば確かに平穏に暮らせるでしょう。誰でもが幸せになりたいと思っています。それなのに不幸になるのは何故でしょうか?お釈迦様は生老病死を4つの苦としました。そして愛別離苦(あいべつりく)<愛するものと別れる苦>、怨憎会苦(おんぞうえく)<怨み憎まねばならないものと会う苦>、求不得苦(ぐふとっく)<求めて得られない苦>、五蘊盛苦(ごうんじょうく)<総じて人間の活動による苦>を合わせて八苦としました。四苦八苦はこのことから来ています。四苦は誰もが経験することで逃れられませんが、後の苦は考え方で逃れることができるようです。そうすれば、苦しみから解放されるのです。
つまりは、魂の解放です。