頂きました 0003

2025-06-01
「白神山地の四季」
上立香はほぼなく、軽くですが癖を感じる上立香で色味は透明。口当たりすっきりとして優しい甘みに昔ながらの味わいでやや淡麗寄り、さっぱりとした味わいで昔ながらの味わいを感じます。個人的には少し飲みづらく長く冷蔵庫に眠ってました。軽い苦味に少し癖があり後口はすっきりとした辛口。

盛岡→白神山地→深浦と抜けるドライブは激走と言えるほど曲がりくねったゴロゴロ石の一車線でこぼこ道でした。二度と行かないであろう白神山地の経験から興味を持った「白神山地の四季」、純米らしい穏やかでふくよかな旨味に優しい甘み、しかし過酷なドライブを思い起こす苦味と酸味が後追いしてきます。

この蔵の八重寿銘醸の歴史は結構新しく、昭和25年に東京市場への販路開拓の為に日酒販(日本酒類販売)の呼びかけのもと秋田県下の酒蔵10社の統一銘柄として発足しました。その後昭和39年に共同瓶詰工場として設立されます。秋田のカップ酒である「ヤエスカップ」が東北地方でシェア1・2位を占める蔵でもありますが、その酒銘でもあり社名でもある「ヤエス」は日酒販(日本酒類販売)の本社が東京の八重洲にあることから。そしてそこから八重洲の「州」をめでたい「寿」にもじって『八重寿』と命名されました。
八重寿は県内随一の穀倉地仙北平野に位置し、“花火の町”大仙市大曲の中心部にあり、スケールの大きな光と音の演出効果抜群の大会提供花火は、爽やかで、あでやかなお酒“八重寿”のように夜空を彩る。
(日酒販資料より抜粋)