自治会活動 0004

2025-09-04
「2年ぶりの防災訓練!想定外を乗り越えたリアルな学び」

昨年は台風の影響で中止となった防災訓練が、2年ぶりの8月30日に開催されました。澄み切った青空のもと、午前9時に市役所のサイレンが鳴り響きます。
私たちは、各自の家で災害発生時のシミュレーションを行った後、一時避難場所に集合しました。避難場所では、すでに役員さんたちが受付テントや消火器など、訓練に必要な準備を万全に整えてくださっていました。早朝から準備をしてくださった役員さんの背中には、もう汗がにじんでいます。心の中で「ご苦労さまです!」と感謝を伝えました。

●発電機が大活躍!まさかのハプニングも貴重な訓練に
自主防災会の会長の挨拶に続き、担当役員の防災組織や訓練内容、防災倉庫の備品について説明がありました。そして、いよいよ実機を使った訓練の始まりです!
最初に予定されていたのは、携帯バッテリーの訓練でした。災害時の停電を想定し、臨時照明やスマートフォンの充電に使う方法を学ぶはずでしたが、早朝の準備中に思わぬハプニングが発生!なんと、バッテリーが完全に放電して動かない状態だったのです。
しかし、役員さんたちは慌てませんでした。すぐに発電機を準備し、その場で操作方法の説明を開始。充電しながらの訓練となりました。
本来の訓練はできませんでしたが、何が起こるかわからない災害時において、状況に応じて柔軟に対応することの重要性を身をもって体験できた、まさに「想定外」のリアルな訓練となりました。

●「火事だー!」大声で叫ぶ消火器訓練
続いて、消火のプロである消防団の方々による消火器訓練です。
操作方法の説明に入る前に、最も大切なことを教わりました。それは「火事だーっ!」と大声で叫ぶこと。自分の身を守るだけでなく、周囲の人に危険を知らせるための大切な第一歩です。
その後、一人ひとりが実際に消火器を操作し、模擬発火目標に水をかけました。皆さんは少し恥ずかしかったのか、「火事だー!」の声は小さめでしたが、本番では大きな声を出せるよう、日頃から意識したいですね。

●初体験!組み立て式給水訓練と美味しい非常食
3つ目の訓練は給水です。水の入った大きなタンクに、組み立て式の水道管と4つの蛇口を接続します。参加者の多くが初めての経験で、貴重な訓練となりました。
これは、市の給水車が来る前に、各地域で応急的に水を確保するための設備だそうです。さまざまな備えを知っておくことで、いざというときに適切な行動がとれるようになります。

訓練の最後は、お待ちかねの非常食の試食です。今回の非常食は「わかめごはん」。ほんのり塩味のついたごはんは、「おいしい!」と大好評でした。訓練の締めくくりに、楽しいひとときを味わえて本当に良かったです。

参加者の皆さんの笑顔を見て、役員さんたちもホッとされたことでしょう。
役員の皆様、そしてご参加いただいた皆様、本当にお疲れさまでした。この訓練が、私たちのいざというときの行動につながり、日々の暮らしの安心に役立つことを願っています。