大山 三の沢〜剣ヶ峰 (藤本幸男OB山行報告)

 2014-10-25     大山
OB個人山行報告     2014.10.25
大山 三の沢〜剣ヶ峰  藤本幸男

■コースタイム:
文殊堂7:18 - 治山道路入口7;20 - 大堰堤7;48~8:00 - 稜線8:52 - 剣が峰9:12~9:30 -
キリンのポール10;12~10:35 - 大堰堤11:15 - 文殊堂11:45

■概要/感想
今回の登山目的は、小涸沢(穂高)と称せられる三の沢上部の紅葉 と 大山最高地点剣が峰です。(現在 最も容易に剣が峰に到達できるのがこの三の沢ルートです。)

広島の我が家を4:10分に出発し7:10分文殊堂裏駐車場着。急ぎ身支度を整え出発。道を挟み文殊堂斜め対面の三の沢左俣に作られた治山道路より入山。しばらく進むとピンクテープを目印に左側の樹林帯内の巻き道に入る。(治山道路はこの先で終点)巻き道を進むと沢に戻り、沢の中の踏み跡をたどり右俣に渡る。右俣沿いにははっきりした踏み跡が続いている。
右俣沿いの踏み跡をたどり堰堤を何度も超え、最後の大堰堤の手前で沢に降りる。この大堰堤は左より巻く。
踏み跡をたどり左俣に渡るとピンクテープがあり巻き道に設置されたロープを頼りに堰堤上へ登る。ここからは大山南壁の絶景が広がり穂高涸沢を小振りにした様相です。(紅葉も盛りで最高でした。)
景色は最高ですがダダ広くどちらへ進むか分かりにくい。ルートは正面に見える2つの沢の右側の沢の右俣をたどっています。
右側の沢の右俣を目指しトラバース気味に登っていく、ここの砂利は歩きにくい一歩進んで半歩ずり落ちる感じです。
ピンクテープを目印に右俣の斜面に入ると登り易くなる。急傾斜だがしっかりとした踏み跡が続き一気に高度をかせぎ槍が峰南峰上部のコルに飛び出します。(最後は南峰直下をトラバース気味に登る。)
ここからは皆様ご存知の槍尾根をたどります。両側は切れ落ち高度感抜群、ユートピア小屋や遠く船上山・日本海も望めます。
やせ尾根を槍が峰・天狗が峰へと進み、このコース一番の難関天狗先の崩壊地点に達します。ここは初めの一歩は勇気がいりましたが、踏み跡はしっかりしており問題なく通過、9:12分剣が峰着。
帰りは槍尾根をキリンのポールまで進むが、ポール下は崩壊がひどくロープ無しではとても進めそうにない。暖かい日差しの中しばし休憩し来た道を下山しました。
この三の沢ルートですが、踏み跡もしっかりしておりもはやバリエーションルートでなく一般登山道です。この日も50人以上の老若男女がこのルートを登っていました。ただ殆どの人は槍が峰までのようでした。