主な活動場所
福岡大学6号館3階 中央階段付近

 大学のキャンパス

2019-03-06
今日は日本感性工学会での研究発表のため長野県の信州大学に来ています。信州大学は学部ごとにキャンパスが5か所に分かれており、それぞれを行き来するのに1~3時間かかるほど離れています。

国立大学にはキャンパスが複数あるものが多いのですが、なぜでしょうか。それは、戦後に新制国立大学となる時、それまで師範学校、専門学校、旧制高校だったものを合併することで大学に昇格させたからです。

その後「統合移転」ということで1か所に集めた大学もありますが、やはりオラが町から出ていかないで欲しいという地元の熱意もあって、元の場所のままとなっている大学が多く残っているというわけです。また、統合移転には広い場所が必要なため当然交通の便が悪いところになりますので、学生の通学が困難になるというデメリットもあります。

福岡大学は総合大学の中では全国的にも珍しく、全ての学部がひとつのキャンパスに集まっている大学です。おかげで異なる学部の教員同士の共同研究がやりやすく、学部混成の授業も開講しやすいというメリットがあります。学生側からみれば、部活動がやりやすいというメリットもあるでしょう。福岡大学しか知らない本学の学生はそれを当然と思い、こんないい環境にいるってことには気付いていないかも知れませんね。