主な活動場所
登山  
 春秋冬:首都圏近郊の山 
 夏  :日本アルプス、東北の山

定例会
 月一回 : 文京区内施設

 火打山・妙高山/2日目

2023-08-27
●日程:8/26(土)、27(日)
●行程:2日目 高谷池ヒュッテ~黒沢池ヒュッテ~長助池分岐~妙高山~天狗堂~麻平分岐~燕温泉【行動時間6:50】
●参加者:2名
●天候:曇り時々晴れ

翌朝は5時前ぐらいに起床し、各自朝食とテントの撤収をしました。朝の天気はまあまあ、日差しもあるけど雲が多めの感じでした。昨日の雨でテントが濡れていたので、少し乾かしていましたが、あまり乾く感じもなかったので濡れたまま撤収しました。

水が不足しているようで、小屋ではペットボトルの水500ml一人1本しか販売してくれないので、自宅から持ってきた残りの水500mlと合わせて1Lでどうにか過ごして、水が汲めるところで補給することにしました。池の水は汲み放題ですが要煮沸なので、そちらは調理用に汲んでいくことにしました。

予定通り7時前に高谷池フュッテを出発して、妙高山に向かいました。黒谷池フュッテまではそれほどの急登もなく、のんびりと登っていきます。茶臼山の山頂付近で北方向の眺望が開け、昨日見ることのできなかった新潟のほうが見えてきました。下り始めると、黒谷池フュッテの特徴的な青い屋根が見えてきました。

黒谷池フュッテで小休憩をしたあと、大倉乗越まで一気に登ります。テント泊装備の荷物がきついですが、頑張ってゆっくり登っていきます。樹林帯のうっそうとした中、汗をかきながら大きな溶岩がごろごろしているところを登っていきます。

大倉乗越から長助池分岐まで下りですが、結構な急下りもあり、気を抜けません。長助池分岐に水場があると地図に載っていましたので、そこで飲み水の補給ができればと思いながら歩いていきました。

長助池分岐には先行登山者がいて、水場に向かおうとしたら「水が涸れている」との話をいただき、がっくりします。仕方なく、残りの水を節約しながら使うことにしました。ここからが本日の核心部なので、少しここで休憩してから登ることにしました。

山頂まではほぼ暗い樹林帯で、ひたすら大きな岩を登っていきます。よじ登るほどではないですが、ずっと急登りが続くので、途中で一息つきながら登っていきます。長助池分岐から1時間半ぐらいで山頂に到着しました。

山頂は残念ながらガスで真っ白です。少し早いですが、ここで昼食を取ることにしました。高谷池で汲んだ水を煮沸して、昼食のカップラーメンに使い、残りを飲み水に使うことにしました。

昼食後、山頂から妙高大神というところに移動すると、少し東の方向のガスが取れてきて眺めが良くなりました。ここでちょっと写真を取ったり眺望を眺めたりして休憩しました。こちら側はしばらく急な岩下りで、長い鎖場もありました。鎖場は溶岩を階段状に足がかりを彫り込んであり、歩きやすくしてありました。

途中風穴がありました。かわいいサイズの風穴で顔を近づけると涼しい風がなんとなく漂ってきます。ちょっと休憩した後、さらに下っていきます。なかなかの急こう配、濡れた岩や滑りやすそうな土など、転倒しないように気を付けながら下ります。天狗堂を過ぎ、硫黄の匂いがする渓流にたどり着きました。この水は飲めそうもないので、もう少し先の水場を求めて下っていきます。大きな滝を迂回するようにつづら折りの道を下っていくと、ようやく水場にたどり着きました。

そこは温泉の源泉管理小屋になっていて、水がこんこんと出ていましたので、本当に助かりました。ここでしっかり水を補給し、頭から水をかぶって涼をとって休憩しました。ここからは整備された、なだらかな道となりました。道脇はかなり深い谷になっていて地獄谷の所以なのかもしれません。1時間ほど下って、燕温泉に到着しました。

まずは燕温泉の旅館、鈴村屋で入浴させてもらいました。硫黄泉の気持ちの良いお湯です。旅館のお風呂には小さな露天風呂もあり、眺めも良くのんびり入浴できました。その後、小腹がすいてきたので向かいの大日屋というお店で、焼き肉丼をいただきました。ちょっと量が多かったですが、おなかが空いていたのか完食できました。

まだバスが出発するまで1時間以上時間があったので、温泉のお土産屋さんを覗いたり、アイスを食べたり、テントを広げて乾かしたり、昼寝したりしていました。バスは16:20に燕温泉を出発し、30分ほどで関山駅に到着しました。駅からは2人は別方向なので、関山駅で解散しました。

天気はいまいちでしたが、なかなか面白い山行となりました。水だけはもう少し補給方法を考えていかないといけないと思いました。