主な活動場所
登山  
 春秋冬:首都圏近郊の山 
 夏  :日本アルプス、東北の山

定例会
 月一回 : 文京区内施設

 木曽御嶽山2日目

2025-10-19
■日程 10月3-4日 朝発1泊2日
■行程 10/4(土)五の池小屋→摩利支天乗越→二ノ池山荘→剣ヶ峰→石室山荘→女人堂→飯盛高原駅
■歩行時間 4時間00分
■参加 7名

 二日目は雨予報だったため、6時半の朝食に合わせて起床。窓の外からは風がビュンビュン鳴る音が聞こえてきます。大丈夫かな?不安になりながらも美味しいご飯を平らげ(小屋番さんお手製の味噌を使った味噌汁が絶品!)さらに薪ストーブで焼き上げた名物のアップルパイを珈琲と共に堪能します。


 もう外に出たくないね〜なんて言いながらもレインウエアをしっかり着込んで、いざ出発。当初の予定は継子岳から池めぐりを楽しみ、頂上の剣ヶ峰を踏んで田ノ原へ降りるコースでしたが、この天気なので継子岳はカット。昨日と同じロープウェイ駅へと下る安全コースです。

 摩利支天乗越まではガレ場の急登。風も強いので用心しつつ無心で歩を進めます。昨日ブルーベリーを摘みながら歩いた賽の河原を抜けて、ニノ池山荘でほっとひと息。

 こちらの前身・二ノ池本館は頂上直下にあることから2014年の噴火時、大勢の登山者が避難。小屋番さんの的確な判断で全員が無事救出されたという場所。小屋の片隅に陳列された噴石が災害の記憶を伝えます。

 ここからは、しばし剣ヶ峰を目指す「頂上隊」と9合目の石室山荘のおしるこを目指す「おしるこ隊」に分かれることに。私を含む「おしるこ隊」は、石室山荘に着くと同時に濡れたウエアを脱ぎ、コタツへ避難。おしるこに舌鼓を打ちつつオーナーさんとお喋りに花を咲かせます。

 「木も植物も火山灰でやられちゃって一時はどうなるかと思ったけど、今年はようやく紅葉も戻ってきた。いい時に来たよ。今度は高山植物の季節にぜひ来て」という言葉に再訪を強く誓います。


 小一時間後、真っ白な息を吐きながら「眺望はいまいちだったけど楽しかった〜!」と笑顔で降りてきた「頂上隊」と合流。ここからは危険な箇所はなく、雨風も止んだのでサクサク下山。たった一晩で樹林帯の紅葉はより鮮やかに深まり、薄く霧がかった光景がなんとも幻想的で「雨の山もいいね!」と一同にっこり。ロープウェイとバスを乗り継いで、14時すぎには木曽福島まで戻ってきました。


 駅前の食堂でお昼をとっても、電車の時間までまだ2時間以上。せっかくだし…と小雨の降るなか、Googleマップで見つけたレトロパン屋さんや和菓子屋さんをめぐり、足湯に浸かり、中山道の宿場町・福島宿を散策しました。

 さらに乗り換えの塩尻駅ではテレビでよく紹介されている駅構内から入れる日本最狭カウンターの立ち食いそばを食べ、特急あずさでは塩尻ワインで乾杯。観光にグルメに大満喫の山行となりました。

 企画してくださったTさん、ご一緒してくださった皆さん、素晴らしい時間をありがとうございました!