黒川鶏冠山
2025-11-03
■日程 2025年11月3日(月・祝)
■集合 塩山駅 8:20
■行程 塩山駅→落合バス停→鶏冠山登山口→黒川鶏冠山→六本木峠→柳沢峠→塩山駅
■参加人数 10名(うち体験山行1名)
■歩行時間 約4時間30分
11月初旬の三連休最終日。朝からいい天気に恵まれました。本日の山行は総勢10名(男性3名、女性7名)と、通常の山行よりもやや多めの人数。塩山駅で集合し、登山口のある落合バス停までバスで約1時間の道のりです。本日の塩山駅は西沢渓谷や大菩薩嶺を目指す登山客でにぎわっていました。私たちの乗ったバスも大菩薩嶺に行く人がほとんどだったようで、最後は私たちだけになりました。バスから見える山々は、緑、黄色、オレンジに染まり、いい具合に紅葉が進んでいる様子で、自然に気持ちも上がります♪
登山口のバス停は標高1150m程度。気温は5~6℃くらいでしょうか、思ったよりも寒さを感じ初冬のような冷え込みです。まず、お互いに簡単に自己紹介(今回は体験の方も1名)をし、リーダーのSさんを先頭に鶏冠山登山口から鶏冠山山頂を目指します。
山の中はちょうど紅葉が進んできた感じで、黄色・オレンジ色の葉っぱの中に、時折緑の葉っぱが重なり、そこに空の青さも加わって、カラフルなモザイク画の中にいるような感覚。登山道は濃い緑色の苔や様々な種類の枯れ葉で敷き詰められ、歩くたびにガサガサと音を立て、緩やかに続く上り道を進んでいきました。ここでも他の登山客にはほぼ出くわさず、山ごと我々で貸し切り状態な感じです。

1時間半ほど歩き、今日一番の難所(?)である岩場を這いつくばって上がると、鶏冠山山頂に到着!山頂は思いの外スペースが狭く、小さな祠(鶏冠神社)が建っていました。すぐ下は崖になっていて、スリル満点。うっかり足を滑らせたら下に落ちてしまいそう。神様の敷地にちょっとお邪魔して、ここでお昼休憩に。

到着直後の見晴らしは素晴らしく、遠くに冠雪を頂いた富士山も見えていたのですが、お昼ご飯を食べて始めて程なくすると急に曇り出し、やや強めの風が吹いてきて一気に気温が下がりました。そのうち何やらチラチラと白いモノが舞ってきて…なんと雪です、初雪ですー!(急な気温差のおかげで今年は紅葉の当たり年らしいですが、もう少しマイルドな気候の変化がいいですね…)
後から上ってきたシニアご夫婦にグループ写真を撮っていただき、体が冷え切らなうちに下山です。(この後、このシニアご夫婦に我々は抜かされました…登り慣れている感じだったもんね。)途中で黒川山の山頂(地味な山頂標識があるだけでしたが)展望ポイントにも立ち寄り、富士山とは逆側の景色も堪能しました。
ここからは上りよりも更に緩やかな下りが続きます。急な岩場などもなく、色とりどりの気持ちの良い景色の中を、時折太陽の光に照らされながら、枯れ葉に覆われた林道をゆるゆると進んでいきました。私は樹木や植物には無頓着ですが、それでもブナ、ナラ、朴葉、山ぶどう、栗、カエデ、もみじなど、多種多様な木々が自分のスピードで紅葉し葉や実を落としたりしていて、とても秋らしい山の風景と心地良い時間を存分に味わえたと思います。

横手山峠、六本木峠を過ぎると、ここから目指すゴールの柳沢峠まではブナの木とナラの木の林道が続いていました。地図によると「ブナの巨木」があるらしいので、その巨木に会いにいくべくそちらのコースを選んだのですが、残念ながらブナの巨木は立ち枯れのため幹をカットされてしまい、幹の下の部分と根っこの残骸だけが残っていました。どれだけの巨木だったのか見てみたかったですね。(これ以外にも立ち枯れしている木がところどころにあり、確かに突然幹が折れて万一ハイカーにでも当たったら大事故になりますね…。そういえば、この日はやたらとヘリコプターが山の上空を飛んでいました。救助要請のヘリでしょうか。)
14時20分、ほぼコースタイム通りに柳沢峠に到着しました。次の塩山駅行きのバスは15時40分発。ここでバスを待つこと1時間強。バス停横の柳沢峠茶屋で冷えた体を温めつつ一休みです。肉うどんや山菜そば、お汁粉、みそおでん、アルコールなど、それぞれが食べたいものを注文して小腹を満たしました。帰りもバスに揺られること1時間弱。バスの揺れが疲れた体にいい感じの眠気をもたらしてくれました。
無事に塩山駅に到着し、用意周到な6名はこの後の特急あずさ号で帰京。帰りの電車のことを考えていなかった私を含め4名は、そのあとの普通列車で帰ることにしました。出発まで小1時間。寒いホームで待つのは嫌なので、駅近くの食事処に入ることに。小さな食事処は私たちと同じような考えの人が多かったのでしょうか、満席に近い賑わいでした。山梨といえば「ほうとう」なので時間があれば食べたいところでしたが、食事は出てくるまでに時間がかかるとのことで、私はウィンナーコーヒー(久々に出会いました)、他の3名は熱燗、生ビール、卵酒とアルコールでのどを潤し、塩山駅を後にしました。
私は四季の中で秋が一番好きな季節なのですが、やはり山の紅葉の景色はいいものです!
しかも、今回のコースはそれほどアップダウンが激しくなく(それでもスローな歩みの私ですが…💦)、景色を楽しむ余裕があったのでとても楽しい時間になりました。
山行を計画いただいたSリーダー、参加者の皆様、お疲れ様でした&ありがとうございました!ぜひまたご一緒してください^^
■集合 塩山駅 8:20
■行程 塩山駅→落合バス停→鶏冠山登山口→黒川鶏冠山→六本木峠→柳沢峠→塩山駅
■参加人数 10名(うち体験山行1名)
■歩行時間 約4時間30分
11月初旬の三連休最終日。朝からいい天気に恵まれました。本日の山行は総勢10名(男性3名、女性7名)と、通常の山行よりもやや多めの人数。塩山駅で集合し、登山口のある落合バス停までバスで約1時間の道のりです。本日の塩山駅は西沢渓谷や大菩薩嶺を目指す登山客でにぎわっていました。私たちの乗ったバスも大菩薩嶺に行く人がほとんどだったようで、最後は私たちだけになりました。バスから見える山々は、緑、黄色、オレンジに染まり、いい具合に紅葉が進んでいる様子で、自然に気持ちも上がります♪
登山口のバス停は標高1150m程度。気温は5~6℃くらいでしょうか、思ったよりも寒さを感じ初冬のような冷え込みです。まず、お互いに簡単に自己紹介(今回は体験の方も1名)をし、リーダーのSさんを先頭に鶏冠山登山口から鶏冠山山頂を目指します。
山の中はちょうど紅葉が進んできた感じで、黄色・オレンジ色の葉っぱの中に、時折緑の葉っぱが重なり、そこに空の青さも加わって、カラフルなモザイク画の中にいるような感覚。登山道は濃い緑色の苔や様々な種類の枯れ葉で敷き詰められ、歩くたびにガサガサと音を立て、緩やかに続く上り道を進んでいきました。ここでも他の登山客にはほぼ出くわさず、山ごと我々で貸し切り状態な感じです。

1時間半ほど歩き、今日一番の難所(?)である岩場を這いつくばって上がると、鶏冠山山頂に到着!山頂は思いの外スペースが狭く、小さな祠(鶏冠神社)が建っていました。すぐ下は崖になっていて、スリル満点。うっかり足を滑らせたら下に落ちてしまいそう。神様の敷地にちょっとお邪魔して、ここでお昼休憩に。

到着直後の見晴らしは素晴らしく、遠くに冠雪を頂いた富士山も見えていたのですが、お昼ご飯を食べて始めて程なくすると急に曇り出し、やや強めの風が吹いてきて一気に気温が下がりました。そのうち何やらチラチラと白いモノが舞ってきて…なんと雪です、初雪ですー!(急な気温差のおかげで今年は紅葉の当たり年らしいですが、もう少しマイルドな気候の変化がいいですね…)
後から上ってきたシニアご夫婦にグループ写真を撮っていただき、体が冷え切らなうちに下山です。(この後、このシニアご夫婦に我々は抜かされました…登り慣れている感じだったもんね。)途中で黒川山の山頂(地味な山頂標識があるだけでしたが)展望ポイントにも立ち寄り、富士山とは逆側の景色も堪能しました。
ここからは上りよりも更に緩やかな下りが続きます。急な岩場などもなく、色とりどりの気持ちの良い景色の中を、時折太陽の光に照らされながら、枯れ葉に覆われた林道をゆるゆると進んでいきました。私は樹木や植物には無頓着ですが、それでもブナ、ナラ、朴葉、山ぶどう、栗、カエデ、もみじなど、多種多様な木々が自分のスピードで紅葉し葉や実を落としたりしていて、とても秋らしい山の風景と心地良い時間を存分に味わえたと思います。

横手山峠、六本木峠を過ぎると、ここから目指すゴールの柳沢峠まではブナの木とナラの木の林道が続いていました。地図によると「ブナの巨木」があるらしいので、その巨木に会いにいくべくそちらのコースを選んだのですが、残念ながらブナの巨木は立ち枯れのため幹をカットされてしまい、幹の下の部分と根っこの残骸だけが残っていました。どれだけの巨木だったのか見てみたかったですね。(これ以外にも立ち枯れしている木がところどころにあり、確かに突然幹が折れて万一ハイカーにでも当たったら大事故になりますね…。そういえば、この日はやたらとヘリコプターが山の上空を飛んでいました。救助要請のヘリでしょうか。)
14時20分、ほぼコースタイム通りに柳沢峠に到着しました。次の塩山駅行きのバスは15時40分発。ここでバスを待つこと1時間強。バス停横の柳沢峠茶屋で冷えた体を温めつつ一休みです。肉うどんや山菜そば、お汁粉、みそおでん、アルコールなど、それぞれが食べたいものを注文して小腹を満たしました。帰りもバスに揺られること1時間弱。バスの揺れが疲れた体にいい感じの眠気をもたらしてくれました。
無事に塩山駅に到着し、用意周到な6名はこの後の特急あずさ号で帰京。帰りの電車のことを考えていなかった私を含め4名は、そのあとの普通列車で帰ることにしました。出発まで小1時間。寒いホームで待つのは嫌なので、駅近くの食事処に入ることに。小さな食事処は私たちと同じような考えの人が多かったのでしょうか、満席に近い賑わいでした。山梨といえば「ほうとう」なので時間があれば食べたいところでしたが、食事は出てくるまでに時間がかかるとのことで、私はウィンナーコーヒー(久々に出会いました)、他の3名は熱燗、生ビール、卵酒とアルコールでのどを潤し、塩山駅を後にしました。
私は四季の中で秋が一番好きな季節なのですが、やはり山の紅葉の景色はいいものです!
しかも、今回のコースはそれほどアップダウンが激しくなく(それでもスローな歩みの私ですが…💦)、景色を楽しむ余裕があったのでとても楽しい時間になりました。
山行を計画いただいたSリーダー、参加者の皆様、お疲れ様でした&ありがとうございました!ぜひまたご一緒してください^^