主な活動場所
飯能市市民活動センター

 頑張りすぎない

2018-08-20
私は、12、3年通っていた精神科を昨年3月転院しました。それまでは不安神経症という診断名がついていたのですが、気分のむらがあり、元気な時と落ち込んだ時の落差が激しく、もしかしたら違う病気の疑いがあるのではないかと思ったからです。

他の医師に診てもらって言い渡されたのは「双極性障害」という病名でした。鬱気分の方が圧倒的に多く、元気な時の行動はあまり気にしていませんでした。

そこの病院の問診はとても丁寧で看護師から1時間以上、医師からも1時間の聞き取りがありました。問診の最中に、大きなトラブルの時には必ず気分の高揚感のようなものがあり、それが脅迫的になる傾向を発見しました。

薬はリチウムとレンドルミンが主で、調子の悪い時にはクロチアゼパムという精神安定剤を服用しています。最近は調子がいいので、睡眠導入剤を少し減らしています。

昨年は3月と10月に1ヶ月ずつ休職を経験しています。それまでも1ヶ月程度の休職は何度かあって、とにかく定年まで仕事を続ける事を目標に何とか業務をこなしているのが現状です。

通勤時間が片道2時間近くもあり、仕事を終えるとぐったりしてしまう毎日を送っています。それでも今の職場は、育児時間で早めに帰る職員やお休みが多めの職員そして休職明けの私と事情を抱えた職員がいるので、正規職員3名配置のところを4名配置の加配配置の職員体制になっています。有り難い事に業務量が前の職場に比べて格段に減って、余裕さえある感じです。

正直、休職を2回したお陰でこのような職場に回されたのを今はとても幸運な事だと感じています。

この病気は頑張り過ぎて、トラブルが頻発する傾向があります。私も家庭崩壊や退職の危機にさらされて生活を送ってきたところがあります。

今も仕事のストレスからか、寝る前に食べ物に手が出る過食傾向にあります。

調子が悪ければ、また休職もありという気持ちで仕事には向き合っていますが、頑張り過ぎない事がこの病気とつきあう上で何よりも大切な事だと痛感しています。

(青山 登)