主な活動場所
雪の豊富な斜面

 2026年4月19日 猫又山

2026-04-23
4月19日(日) 晴れ
メンバー;守谷(L・記録)、ユジササ、坂田
鳥安橋手前車止め(340m, 4:15)>>東又南又二俣(426m, 4:45)>>南又発電所先・自転車デポ地(720m, 6:00)>>片貝川最終堰堤(1060m, 8:10)>>シートラ開始点(1745m, 10:25)>>猫又山・大猫山コル(2190m, 10:25)>>猫又山山頂(2378m, 12:15)>>猫又山・大猫山コル(2190m, 13:45)~片貝川最終堰堤(1745m, 14:25)~南又発電所先・自転車デポ地(720m, 15:40)~鳥安橋手前車止め(340m, 16:25)

猫又山を滑る山行のベースとなる宿で猫を飼っているというのは僥倖だったのだろうか・・・人懐っこ過ぎて我々の部屋に居ついてしまうのには閉口したが、「みゃーおっ」と鳴かれると可愛いことこの上ない。おまけに前夜のBBQでは御主人とその友人達で採取した山菜とホタルイカを堪能した(既にLINEで報告した様に、取れたてのホタルイカをシャブシャブで頂くのは初めてだったが、美味過ぎた・・・)。
猫又山アタック当日、朝3:30に宿を出発し鳥安橋手前車止めを出発したのは4:15頃。ラッキーなことに宿の御主人から自転車をお借りできたのっだが、シートラ+ブーツを背負ってのサイクリングはおっかなびっくり。最初は変速方法がわからず、ユジササさんにやり方を見つけていただいた。猫又谷洞杉へ向かう林道の傾斜は緩めなので、想像以上に登りのメリットが感じられた。何回か雪上を越える箇所を経て、南又発電所を過ぎたところで自転車をデポ。しばらく行ったところで、坂田さんのアドバイスもあって早めにシール登行に移行することができた。
最終堰堤手前で林道を上に行くべきか下に行くべきか少々迷ったが、定石通り下の河原へ向かい最終堰堤へ。ここは右側の足場を使ってそれ程苦労することなく越えることができた。堰堤上では自転車デポ地で我々を追い越していった賑やかな若者4名が休憩していたが、すぐに彼等は出発していった。常に彼らを前方に見ながらの歩行だったが、4人並んでお喋りしながら登っていく体力に脱帽だった。
猫又谷は噂通りの真直ぐな谷で、見通しは利くが景色が変わらず見た目以上に時間がかかる。上部は急斜面と聞いていたので、どこでシートラに切り替えるか考えていたが、標高1745m付近が比較的平らだったので、そこで板を背負うことにした(ここまでクトー無し、ジグ切ることも無かったので、実際はもっと上までシール登行できたと思う)。ユジササさんはここで板をデポ、坂田さんも少しきつそうで遅れながら出発された。
ここまでそんなにそれ程疲れを感じなかったが、斜度が増したこともありシートラにすると急に疲れを感じ始めた。先行の若者たちのステップを利用しようとしたが、足の長さの違いかどうも歩幅が合わないので、大体は自分でステップを切って登った。斜度が緩んでからが意外に長かったが、何とか稜線に達して後立山連峰や剱岳の絶景を楽しんだ。
後続の御二人を待ったが、中々現れない・・・風も強くなってきたので木陰で行動食を摂った後に少し下まで行って様子を窺うと、ユジササさんのウェアを発見。大声で呼ぶと、疲れ切って、そこから戻ろうと考えていたとのこと。合流して後の予定を確認、守谷だけ空身で山頂を目指し、御二人は下り始めることとなった。
独りで目指す山頂は意外と心細い。「ユジササさん、一緒に来てほしかったな・・・」と思いながら稜線を辿る。雪稜が細くなったところや藪漕ぎ箇所もあり、「早く行かねば」という思いに対する最後の試練のように思われた。山頂では毛勝や白馬まで見える後立山連峰の写真撮影を手短に済ませて下り始めた。
コルから滑降を開始すると、予想通り足に来る重い雪質。それほど傾斜がきついとは思わなかったが、疲れもあって少し滑っては休む。しばらく降るとユジササさんと坂田さんが待ってくれているのが見えた(標高1745m付近)。ここから少し傾斜が緩んだが、融解したデブリが覆う凸凹斜面はやはり足に来る。それでも下るにつれて徐々に滑りやすくなり、最終堰堤に辿り着いた。
大休止した後にスキーを脱いで堰堤を越え、林道で再び滑り始める。この区間の雪付きが悪く、個人的には一番しんどかった。なんとかチャリデポ地点まで降り着き、自転車での下りに備えた。自転車を使った下降は想像以上に快適。序盤の積雪箇所や落石箇所は多少気を使ったが、登り返しもなくあっという間に車止め地点に到着した。車が通行できない舗装路での自転車利用はとても有効であることを思い知った。流石に長丁場の山行で疲れたが、予定の行動を完遂できたのも猫の居る宿のおかげだったと改めて思う。