主な活動場所
雪の豊富な斜面

 知床岳(東北海道合宿3日目)

2026-04-05
山名:知床岳
日程:2026年3月20日
天候:晴れ
メンバー:立田、ふくちゃん、吉岡、ゆうき、ユジササ、八木、菊地、藤田
行動時間:9時間15分
最高地点:920m
記録:立田
 3/20 相泊 4:25 ー カモイウンベ川河口 5:15 ー 920m地点 10:05-35 ー カモイウンベ川河口 13:00 ー 相泊 13:40
 知床岳を訪れたのは48年前、若干19才、チャリで北海道を縦断しながらの山旅だった。知床大橋先の通行止めゲートをチャリで越え、行き着いたのはオホーツク海岸の林道末端。河口からコタキ川へと入る、沢の水が無くなると壮絶な藪漕ぎが待っていた。足は地面に着かず、頭はハイ松の上に出ないといったハイ松帯ジャングルジム藪漕ぎを延々と経ての知床岳山頂だった。
 国後島を望む主稜線を歩き、知床沼でのキャンプ、羅臼側に下り、海に浮かぶ瀬石温泉、ルサ川〜ルサ乗り越え(半島最低鞍部280m)〜ルシャ川〜オホーツク海起点へと辿った4日間は鮮烈な忘れえぬ山行となった。
 昨年、知床岳偵察ということでカモイウンベ川河口から420mまで登った。美しい森林に魅せられた思いはみな同じだったようで、昨年と同じく新旧8名が集まり、今年は知床中心のプランで臨んだ。
 知床岳は最重点目標ということで元より一番条件の良い日に決行の心つもり、3/19、20と好天が続く、20日の方が風が強い予報だったが、20日なら後発の吉岡さんも合流、全員で行ける為、20日決行とした。
 19日、主稜線へと近づくにつれ強風に叩かれ、最強度アイスバーンの中、東岳へと登り切り、眺めた知床岳は半島の盟主たる堂々さ、風格があり、改めて憧憬の念を深くした。

***3/19 東岳からの知床岳***
そして3/20、満を持しての知床岳。
天気も良く、500mくらいまでは順調に進んだ。
この辺りから一気に傾斜が増し、急に風も強くなった。
クトーをしっかり食い込ませて我慢の登りが続く。
段々と前後の幅も長くなり、滑落者も出る。

 左の急斜面を登り切り、1060m辺りで主稜線に出てさらに200m登れば知床岳山頂であるが、風はさらに勢いを増す中、八木さんが傾斜と風を避けながら右へと進んで920m地点で休止する。
残念だが「あーここまでだなぁ」と私も観念し、トラバースで合流。
無線で連絡を取り合い、撤退となった。
 このラスト400mほどの登りは
1)クトーで頑張り切る、
2)シートラ・山アイゼンで登り、山頂から滑降
3)スキーはデポし、山アイゼンでピストン 
とその時の条件と個々の判断による切り分けが必要と感じた。
私個人としては極力1)、最低でも2)で再度トライしたいと思う。
 さて方向転換して海に向かえばすぐに風も収まり、海を眺めながら、台地状のゆったり地形から疎林帯へと知床ならではの快適な滑降で河口へと戻った。渡渉点は昨年より水量が多く、雪少なしで緊張感の緩んだ私は靴完全水没渡渉。相泊までの海岸沿いはシール、ノーシール、片足シールとめいめいのスタイルで進み、無事下山。

 6日間の合宿を終わってみればこの知床岳と斜里岳三井ルートはいずれも強風に阻まれ、斜里岳では転倒・滑落・負傷といったオチまで付いてしまい、完遂への執着から、いやそれよりも知床・海別岳・斜里岳の素晴らしさから3度目の東北海道をいずれ企画したく思います。
今回は羅臼にいい宿を見つけた、次回の斜里の宿も偵察した、宇登呂側からも登ってみたいと思いと楽しみは尽きません。