主な活動場所
愛知県大府市内の公共施設
(おもに東山公民館ですが、たまに変更あります)
 レーティング計算方法をGlicko式に変更します。
2020-03-22
本クラブでは、ハンデキャップ戦である段級戦とは別に、平手棋戦であるレーティング戦をしています。棋力の違いを吸収して対局するのに駒落ちのハンデキャップ方式(段級戦)は長年の実績もある優れた方式ではあるのですが、一方で将棋の一般的な公式戦は全て平手戦です。駒落ちは駒落ち定跡など特有の必勝法があり、また平手戦では角換わり・横歩取りなど駒落ちではけっして現れない戦法と定跡の世界があり、同じ将棋でも駒落ちと平手戦は「別物」との見方もできます。
 クラブ代表は、平手戦での*相対的な*棋力差を表す指標としてレーティング方式は優れた方式であるとの考えから(レーティング方式は対局者の棋力差を勝利確率の数値として表す関係上、駒落ち戦では勝利確率の計算の前提条件が成り立たないため、原則として平手戦でしか信頼性のある指標になりません。)平手戦の対局成績に対して2019年度はもっとも基本的なEloの方式でレーティングを計算してきました。
 実際にやってみると、当クラブでは段級戦をメインにしているためにレーティング戦の対局数が人によって大きくばらつき、また対局相手が偏ってしまう傾向があることから、レーティング値が実際の棋力を反映するまでに時間がかかり1年たった今でも実力差を適正に示しているとはとても言えない状態です。レーティングが適正に計算されるためには
 1. 自分より強い人・弱い人に対して偏りなく対局している
2. 参加する人の対局数が均等で、できるだけ多くの対局実績がある
などの条件が成り立つ必要があります。しかし当クラブでは新しく入会する人などもいること・参加者がまだまだ多くないことから、限界があります。
 クラブ代表がお手伝いしている天白こども教室の順位戦リーグの勝敗成績からレーティングを計算してみると、棋力を反映した数値に落ち着くのには少なくとも30局~50局程度の対局数が必要ということが分かってきました。このレーティングですが、じつはEloの方式以外にも、色々な計算方式があります。なかでもGlicko方式は計算式はかなり複雑にはなりますがレーティング値だけでなくレーティング値の信頼性(標準偏差)を計算することで、少ない対局数や対局数が多い人と少ない人の対局、自分より強い/弱い人とばかり対局している、などのケースについても自動調整機能のある計算方式で、当クラブには適した方式と考えられます。(下図参照)
 そこで2020年度の4月からは今までのレーティング値を引き継ぎつつ、計算式をGlicko方式に切り替え、運用していきます(厳密にはGlicko方式の一部の計算式を省いて使います)。Glicko方式はEloの方式よりも最初のうちは勝ち負けでの変動が大きいですが、そのぶん、適正な数字に落ち着く対局数は比較的少なくなります。当クラブはできるだけフェアな棋力評価をしていきたいと考えていますので、これからも実際の棋力をできるだけきちんと反映できるように見直しをしていきますので、よろしくお願いします。