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 米国株高を受けて買われるか!? 直後の買いには期待も、寄り天に注意!!

2021-06-07
 おはようございます。
 
 まだ梅雨入りではないようだが、既に梅雨入りしているかのような天気が続いている。株式市場でも新型コロナウイルスの終息後を織り込んでいるような相場となっているが、まだまだ続かないという保証はなく、感染拡大が止まり、経済が元に戻るには時間がかかりそうだ。市場では既に先走っていた買われすぎ銘柄などは売られており、徐々に現実に引き戻されているということなのだろう。
 
 適正株価というものは何が適正かというと難しい問題がある。資金を投入する時間軸の問題や今回の生保の地銀株売却のように政策絡みの問題などもあり、一概には言えない。ただ、一つだけ言えるのは生保の地銀株のように業績に関係なく売られるようなケースは往々にして売られすぎとなることが多いし、決算発表なども含めてニュースなどで買戻しなども交えて買われたケースは買われすぎのことが多いということだ。売られ過ぎも買われ過ぎも「元に戻る」ことが多いのも確かなことだ。
 
シカゴ市場の日経平均先物が29,200円を意識する水準まで上昇しており、買い先行となった後、さらに買われるかどうかということだが、29,200円も一つの節目であり、この水準で止まるかどうかだ。寄り付きの買いが一巡となったあと節目を抜けないということで上値が重くなれば、29,000円水準で落ち着くのではないかと思う。意外に高くなる可能性もあるが、29,500円までが限界ということだろう。当面は引き続き28,800円~29,200円水準を中心に28,500円~29,500円での動きなのだろう。
 
週末の米国株が堅調、特にハイテク銘柄が堅調だったことを受けて本日の日本市場も堅調な展開が期待される。ただ、日経平均に影響の大きな銘柄が引き続き割高感から売られるということになると上値が重くなり、上値の重さが嫌気されて売られるということもありそうだ。
 
保ち合い相場には変わらないというスタンスで良いだろう。29,200円を目指すことになるのだろうが、29,000円を超えてさらに買い気が強まるかどうかということだ。上がれば売られるという水準でもあり、保ち合い相場の上限と想定して乗り換えを進めたい。
 
限月交替を既に済ませた、あるいは6月限月は処分したということであれば、新たに30,500円や31,000円のコール売りというタイミングだと思う。プット売りは焦ることなく、保ち合いの下限まで下押すまで待っても良いのではないかと思う。ボラティリティーが上がってからの売りが良いだろう。
 
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