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株式市場、先物・オプション市場

 28,800円や28500円の節目で下げ止まるか!? 下落の始まりか押し目なのか?

2021-06-21
 おはようございます。
 
 本日は夏至で太陽の高さを実感したいと思うが、株式市場は逆に押し目となるか、下落の始まり(でもないが)となるかが注目される。米国で早期利上げが取り沙汰されているが、債券が買われるという状況にあり、あくまでもクワドルプルウィッチングの影響で債券が買い戻されて株は手仕舞い売りに押されるということなのかどうかを確認しなければならない。
 
 ただ、世界的な金余りはまだまだ続いているものの株式も債券も買われ過ぎというところまで買われるということはないだろう。そして、いずれ近い将来金利が上昇するということも確かなことであり、実際にインフレ懸念などから債券が売られ、金利が上昇するとスパイラル的に債券安、株安ということになりかねないことも事実だ。しかも日経平均採用銘柄の株価算定基準の変更もあり、日経平均というものに関しては波乱はあるだろう。日経平均という指数で相場を見るよりも個々の銘柄をしっかりと分析することが重要だ。
 
上値の重さが改めて確認されたことで今度は下値を試すことになりそうだ。夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく下落しており、28,800円水準では下げ止まりそうもなく、一気に28,500円程度までの調整となりそうだ。28,500円で下げ渋りとならず、売りが売りを呼ぶような展開になると次の節目は28,000円あたりということだが、そこまでは下がらないと思う。
 
週末の米国株、特にダウ平均が大幅安となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく売られたことから、本日の日本市場も売り先行となりそうだ。指数に影響の大きな銘柄の中には既に売られているものも多く、そうした銘柄に買い戻しが入れば下げ渋りとなるだろう。日経平均VI(ボラティリティー)インデックスが急騰するようであれば売りが売りを呼ぶような展開になるだろう。日経平均VIの上昇が限られれば案外底堅さが見られると思う。
 
今度は一転して保ち合い相場の下限を試すことになりそうだ。日経平均VIが上昇すれば売りが売りを呼ぶ展開になるのだろうが、日経平均VIの上昇が限定的となれば、底堅さを確認して戻りを試すことになるので、いったんは利益確定、そして反発への対処をしても良いと思う。
 
具体的には買っていたプットオプションに対しては利益確定かプット売りで対処し、同時にコールを買うということでもいいだろう。先物を売っている場合には利益確保でもいいし、プット売りで対処するという手もある。先物を買っている場合にはさらに下落となる場合に備えてコール売りやプット買いでのヘッジもいいだろう。
 
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