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 下値試す動きが続きそうだが・・・ 28,500円回復なるか!? ETFの配当捻出売りに向かう買戻しに期待!!

2021-07-08
 おはようございます。
 
 昨日は梅雨の晴れ間ということで日中はかなり暑かった。七夕だったが、株式市場は冴えない展開となり、日経平均はこれまでの保ち合いの水準訂正がありそうだ。米国市場は異様な強さだが、相変わらずの金余り相場ということであり、バブルなので、ここからはいつ暴落してもおかしくないという状況ではないかと思う。金利がさらに低下するということであれば金余り相場が続くのだろうが、いつまでも買えるものでもないだろう。
 
 一方で日経平均は冴えない展開となっているが、ETF(上場投資信託)の配当捻出売りでもオプションSQ(特別清算指数)算出の影響でもなく、日経平均株価算定基準の見直しやETFの保証金率引き上げということが買えない要因ということだろう。これまでの日経平均の上昇は買われすぎ銘柄がさらに買われるということで押し上げられ、ETFの空売りの買戻しなども押し上げ要因となっており、その分かさ上げされていたとすれば、今回の見直しでかさ上げ分がはげるということになるのだろう。加えて新型コロナウイルス感染拡大が止まらないことでの影響、その影響も含めての政局の混乱など買えない理由が多いと思う。好調な決算がみられるまでは冴えない展開が続くのだろう。

28,500円をキープ出来なかったことで今度は28,500円が上値ということになる可能性もありそうだ。新型コロナウイルス感染拡大が止まらないなど買い上がる材料もないが緊急事態宣言が出ると買戻しが入るということでもあり、28,200円~300円あたりで底堅さが見られ、28,500円まであっさりと戻すのではないかと思う。そして保ち合い相場の水準を変えながら保ち合いが続きそうだ。
 
米国株も上値が重くなり、米国景気に対する懸念も出てきているので、決算発表が始まる前に手仕舞う動きがさら(に加速される可能性もある。ただ、買われすぎ銘柄の修正安も一服となるところでもあり、空売りの積み上がり方次第では底堅さも見られるだろう。ETF(上場投資信託)の配当捻出売りが懸念されているが、逆に買戻しが入ると指数を押し上げることになりそうだ。
 
保ち合い相場を下に放れた感じだが、保ち合いの範囲を一段下げるということなのだろう。積極的に買い進むような材料もなく、好調な決算を発表しても織り込み済み、買われ過ぎということで売られるものも多いだろう。オプションSQ(特別清算指数)算出も特にサプライズもないのだろうし、下値を試しながら戻りが鈍いというようなポジションを作るということで良いだろう。
 
日経平均の上値が重く戻りは鈍いが底堅さも見られるというようなポジションでいいだろう。米国株が買われ過ぎという感じでもあり、一気に売られるということもありそうで、日経平均に波及するという懸念はある。急落に備えるというか、少なくとも「あるかもしれない」ということは頭に入れておいてもいいだろう。
 
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