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株式市場、先物・オプション市場

 28,000円を保って、28,500円を目指すのか!? 銀行株に注目!!

2021-08-12
 おはようございます。
 
 世界中で荒れた天気になっているが、今朝はまだ蝉も喧しいがひんやりとした秋の朝のような感じだった。株式市場は米ダウ平均が最高値更新となっているように堅調な展開が続いているが、一方で高値から大きく調整となっているものも多くなっている。塩漬けがそれだけ増えているということである意味では金融引き締め気分となっているのだと思う。

 塩漬け株が増えるとそれだけ資金が固定され、大きな下落、急落でもないと売れないということになる戻り売りに押されて上値が重くなるということも多くなるところでもあり、徐々に上値を切り下げて一気に売られるというパターンも想定される。空売りが積み上がれば買い戻しで戻り売りをこなせるのだが、ここからが正念場ということだろう。ここで空売りが積み上がれば案外大きな戻りになり、再度高値を更新ということもあるだろうが、空売りが積み上がらなければ上値の重い展開となり、金融緩和の終了などが取り沙汰されると一気に売られるだろう。

28,000円をキープし、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が28,200円台まで上昇しているので、28,500円の次の節目を試すことになるのだろう。ただ、米国では高値警戒感も出てきそうで、連れ高も限界があると思う。オプションSQ(特別清算指数)も意識され、上値が重くなると一気に手仕舞い売りに押されるということもあるだろう。
 
米国市場は景気敏感株が買われ、買われすぎ銘柄の修正安となり、日本市場も昨日同様の流れで買われすぎ銘柄が売られ、売られすぎ銘柄が買われることになりそうだ。引き続き銀行株など低PER銘柄の買い直しや買戻しは見られ、日経平均に影響の大きな買われ過ぎ銘柄などは手仕舞い売りに押されることになるのだろう。
 
オプションSQを特に意識した動きは見られないが本日は最終売買日ということで乗り換えの動きがみられるだろう。ただ、先物と違って、買えない、売れないということも多く、ヘッジの先物の売り買いなどには注意が必要だろう。
 
相場の最後に買われる銀行株が買われてきており、戻り相場も最終局面という可能性もある。買いが一巡となったということであり、指数の上値が近いという可能性もある。少なくとも高PER(株価収益率)銘柄の買いが止まり、指数も上値の重い展開となるだろう。
 
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