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株式市場、先物・オプション市場

 さすがに上げ一服となるだろうが・・・ まだまだ空売りが多い銘柄もあるし・・・

2021-09-15
 おはようございます。
 
 今朝は雨から晴となり、ちょっとすがすがしい感じだ。株式市場はついに年初来高値更新となった。高値は超えないどころか当面日経平均は3万円を超えないと思っていたのだが、売られすぎ銘柄のが全体で指数を押し上げるような面もあり高値更新となった。これまでの一部の銘柄が指数を押し上げての高値更新ということでもないので、相場としては悪くないということだろう。

 ただ、一方でまだ買われ過ぎ感が強い銘柄も多いし、目先的な空売りの買戻しで指数を押し上げた面もある。それでもやはり、売られすぎた銘柄、割安銘柄をしっかりと見ていれば、今回の商社株や銀行株、海運株などのように大きな上昇となるということだ。高い銘柄がさらに高くなるから買うということでもいいのだろうが、安い銘柄がそのうち高くなるだろうという買い方の方が気持ちがゆったりと構えられ、「投資」という面ではいいのだと思う。

今度は下値を確認することになりそうだ。3万円というところが意識されると下げ止まるのかどうかということになるだろう。30,500円を超えると売られるということで上値も重くなりそうで、当面は高値圏での保ち合いとなるのだと思う。3万円を下回ると一気に29,500円程度までの下落もありそうだ。
 
米国株の調整感が強まったことに加え、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたことから本日の日本市場は売り先行となりそうだ。ただ、日経平均レバレッジなど指数に影響の大きな銘柄の一角に空売りが積み上がっており、この買い戻しでどこまで指数を押し上げられるかということになる。一方で、配当取りの動きや銘柄入れ替えに絡んで指数に影響の大きな銘柄には売りが出やすく、目先的な過熱感や達成感から手仕舞い売りを急ぐことになるだろう。
 
ただ、業績面で割安感が強い銘柄の見直し買いもあり、そうした銘柄に買いが入ることで外国人が買っていると勘違いしての買いが入り指数が押し上げられるという可能性もある。そして指数が押し上げられると今回のように買いが買いを呼ぶようなことで大きく上昇する可能性もある。
 
いずれにしても大きな動きに対処するにはオプションで対処するか、引き続きTOPIX買い、日経平均売りで対処するということで良いのではないかと思う。買われ過ぎ銘柄が売られ、売られすぎ銘柄が買われる動きはまだまだ続くだろう。
 
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