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株式市場、先物・オプション市場

 29,000円の攻防は続く!? 上がれば売られ、下がれば買われる展開か!!

2021-10-19
 おはようございます。
 
 今日はどんよりとした朝で今にも雨が降りそうだ。気温も昨日同様に低く、一気に冬がきたという感じだ。株式市場はそれでも、新型コロナウイルスの感染拡大が止まったということもあり、堅調ではあるのだが、好材料は織り込んだ感じで、動きが鈍くなっている。「選挙は買い」というような感じでもなく、決算発表の本格化を前に嵐の前の静けさということなのだろう。

 米国では引き続きインフレ懸念、スタグフレーション懸念ということで上値の重いものも多く、加えて中国景気停滞なども懸念されれば、世界的に商品相場の上昇が続く中でさらにスタグフレーション懸念が増大するということになる。賃金の上昇や新型コロナウイルスの対策での資金供給が止まれば一気に、スタグフレーション懸念が増すということであり、今後は人件費の増大も考えながら企業決算を見て行く必要もありそうだ。
 
29,000円台固めとなって29,500円を目指すのか、29,000円が上値となるのかどうかのせめぎ合いということだろう。日経平均に影響の大きな銘柄には買われすぎ銘柄もまだまだ多いので日経平均の上値は重いと思う。ただ、売り急ぐ材料も特にないので、米国金利が急騰、商品相場がさらに急騰とならなければ、いったんは落ち着いた相場となるのだろう。
 
米国株はまちまちで日本市場も決算発表が本格化するということで決算期待で売り難さは見られるのだろうが、逆に買い難さもあり、方向感に乏しい展開となりそうだ。9月の急騰の反動もあり、素直に「選挙は買い」とならないことや新型コロナウイルスの収束期待も織り込み済みということで買い材料にはならないという感じだ。昨日同様に下がれば買われ、上がれば売られるという展開になりそうだ。
 
先物やオプションの戦略としては短期でも中長期でも逆張りということでいいだろう。上がれば売りということで、大きく上昇する場面があればここからはコール売り、プット買いで良いと思うし、逆に大きく下がればプット売り、コール買いのタイミングを計れいいだろう。
 
決算発表次第、米国の金利次第ということになりそうだが、相場全体でイケイケどんどんということでもなさそうだ。金融緩和の終了が取り沙汰されることで買われすぎ銘柄を中心に指数の上値を押さえるような形となるのではないかと思う。
 
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