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株式市場、先物・オプション市場

 ここから上は上値も重いはずなのだが・・・ まずは29,000円を試す動きに!!

2021-12-09
 おはようございます。
 
 今朝ないい天気だが、寒い朝には変わりない。既にクリスマスやお正月まで秒読み段階であり、株式市場でも「クリスマスラリー」が期待され、年末高期待も出て来るだろう。ただ、米国を筆頭に金融緩和の終了が見えているなかで大きくお金の流れが変わるという懸念がある。やはり、買われ過ぎ銘柄などは売り直される場面も出て来るだろう。

 目先の値動きだけを見て、上がるから買う、下がるから売るという参加者も多いようだ。アルゴリズム取引やAI取引なども同様なことが多く、自動売買や超高速売買などがちょっとしたことで上げ下げの方向を決めると一斉に動くことも多い。ただ、個々の銘柄は結局はファンダメンタルズで動くので、大きな流れの中での売り買いを考えた方が良いと思う。それこそ「テンバガー銘柄」を買ったからと言って、資金が10倍になるわけでなくなるので、しっかりと10倍にするには少し長い目での投資も必要ということだ。
 
さすがに29,000円を試す動きにはならなかったが、米国株が堅調なことから再度上値を試す動きになるだろう。ただ、29,000円前後は25日移動平均線や基準線、75日移動平均線や雲などの節目も多く、先物・オプションSQに絡む動きで一気に29,000円を超えればさらに買いが買いを呼ぶ展開になるのだろう。逆に上値が重いということになると手仕舞い売りに押され、下がるから売るということで大きく下がることになるだろう。
 
米国株は堅調となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が堅調だったことから本日の日本市場も堅調な展開が期待される。節目とみられる29,000円前後を抜けるかどうかということなのだが、特に買い上がる材料もなく上値は重いと思う。買戻しを急ぐ動きや先物・オプションSQ(特別清算指数)算出に絡む売り買いで右往左往する場面も出てきそうだ。上がるにしても下がるにしても一方向に大きく動く場面も出るだろう。
 
29,000円前後の節目を試す動きとなっており、ここを抜けるかどうかということになる。節目というのは抜ければ抜けた方に大きく動くことが多いが、抜けたことでの達成感が出るという可能性もあり、少し節目の幅を持たせる必要がある。特にSQ絡みの動きで抜ければ終わりということもあるので注意が必要だ。
 
12月限月の先物・オプションの最終売買日ということで乗り換えの動きが中心となるだろう。これまでのポジションの継続で良いと思うし、日経平均の暴落懸念が薄れているので、逆にプット買い、コール売りのポジションから作りやすいのではないかと思う。
 
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