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株式市場、先物・オプション市場

 29,000円を抜けるには材料が必要だろう! まずは下値を試すことになるのだろう

2021-12-10
 おはようございます。
 
 今朝も良い天気だが、さすがに12月も半ばになると寒い朝だ。株式市場はクリスマスラリーを期待するかのような展開だったが、さすがに目先的な過熱感から手仕舞い売りに押される展開となっている。ここのところ米国株式市場よりも日本市場が先行しているような感じでもあり、本日も先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出に絡む売り買いが一巡となったあとは手仕舞い売りに押されるのではないかと思う。

 そしてここからは下がれば買いとなるかどうかということになるが、来週の日銀の金融政策決定会合などもあり、すぐに買えるということでもないだろう。割安感があれば買えるのだろうが、割高感がまだまだ強い銘柄もあり、戻れば売りという雰囲気になるのではないかと思う。来週の米FOMC(公開市場委員会)や日銀の金融政策決定会合の結果次第で一気に29,000円前後の節目を抜けるかということになるだろう。
 
29,000円を意識する水準で移動平均線や雲などの節目が収れんしており、特に買い材料が出てこないと上値の重い展開が続くのだろう。上値の重さが確認されると28,500円や28,000円までの調整となるものと思われる。
 
米国株が軟調となったことなどもあり、本日の日本市場は売り先行となりそうだ。先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出に絡む売り買いが一巡となった後に買われるのか売られるのかということになるが、高く始まると手仕舞い売りを急ぐような展開になり、「寄り付き天井」となる可能性もありそうだ。安く始まった場合には戻れば売りという感じで上値の重い展開となるのだろう。
 
日経平均は29,000円前後の節目を抜けるだけの材料がないとなかなか抜けきれないのではないかと思う。そして特に材料が出てきそうもないので、米国株高などをきっかけに、上がるから買うという状況にならないと上値は重いと思う。
 
年末年始高が期待されたとしても来週後半からということになるので、それまでは調整となるのではないかと思う。もちろん、意外高ということでちょっとしたきっかけて上がるから買うになれば29,000円を一気に抜けて3万円近くまで上昇するのだろう。逆に28,500円あたりを割り込むと一気に27,500円までの下落もありそうだ。
 
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