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 29,000円台をキープできるのか!? 月初の買いが終わると買い手不在!? 買われすぎ銘柄の修正安は続く・・・

2022-01-06
 おはようございます。
 
 今日は東京でも雪が降るという天気予報だが、かなり寒い朝となっている。米国株が大幅下落、特にナスダック指数の下落は大きく、金利上昇の影響での調整は否めないということになるのだろう。今年はやはり、利上げがキーワードとなりそうで、金利と景気回復、そしてインフレ率などの競争ということになるのだろう。

 金利が上昇する過程で、債券から株式に資金がシフトするのかどうかをしっかりと見極める必要があり、債券売り株買いということになれば、再度バブルとなる。ただ、今回は昨晩の動きなどを見ても債券から株式へのシフトというよりはいったん資金の退避がみられるということだと思う。ここまでバブルで上昇した銘柄などを中心に調整が進み、調整が進む過程で塩漬けが増えれば、その分、資金が寝てしまい、金融引き締めと同じ効果となってしまう。売りが売りを呼ぶことになり、阿鼻叫喚のなかで底入れとなるパターンとなる。
 
月初の買いで29,500円の節目まで到達ということになるかと思ったが、指数に影響の大きな買われすぎ銘柄の修正が続いており、まずは29,000円程度までの下落もありそうだ。月初の買いが終われば再度28,500円程度までの調整もあるものと思う。
 
米国株は大きく売られたが、引き続き金利上昇を受けて「バリュー株」買い、「グロース株」売りという状況が継続しており、日本市場でも同様な展開で割安株買い、買われすぎ銘柄売りという構図になっている。この傾向は金融緩和が終了する過程ではグロース株、買われすぎ銘柄の修正がしっかりと行われるまで続くということになるだろう。ただ、日本市場は本日も指数がらみの月初の買いが継続しそうで上値は重く、冴えない展開となるのだろうが、底堅さがみられるのではないかと思う。
 
月初の買いが終わった後は下値を試す動きと考えていいだろう。引き続きコール売り、プット買いということなのだが、いきなり大きく下落するとプット売りを考えても良いかもしれないが、下落の始まりということもあり得るのでまだそちらは様子見ということでいいだろう。
 
世界的な金余りは終わったということがはっきりとしているので、後はどこまで資金が縮小するか、株式市場からどのような資金が流出するのかなどを見ておかなければならないだろう。日銀の金融政策決定会合や米FOMCなどが行われる度に疑心暗鬼で売り急ぐということもあるのだろう。
 
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