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 27,000円の攻防なのだろうが、CPIの影響も見られるか!? 円安への反応はネガティブ!?

2022-10-21
 おはようございます。
 
 今朝もとてもいい天気でまさに秋晴れという雰囲気だが秋というよりは冬のような寒い朝となっている。株式市場も世界的に金融緩和の終了や政治的な混乱を嫌気するかのように低迷が続いている。ただ、インフレが終息する気配もなく、金融当局の引き締め的な政策変更も変わらず、株式市場にとっては逆風が続くのだろう。為替も1ドル150円を超えるという状況であり、円安=株高という図式が崩れているなかでは日本株も買い難いといえる。

 決算発表が本格化するなかでコロナ後に期待する向きのその期待に応えられるのかどうかということが注目される。リーマンショック時のような金融不安がない分、下げ渋る場面も多いと思うし、日本株などはかなり割安銘柄が多いので、好調な決算発表が相次ぎ、日銀の金融政策も変更がないということが確認されれば、割安銘柄から買い直されるという場面もあるのだろう。まだ下値模索という状況なのだが、特に、本来であれば、円安メリット銘柄として買われるような銘柄で割安感が強いものがが大きく売られるようなところがあれば、そこは買い場と考えても良いのではないかと思う。ここから下値を試すところからは反発を期待するということで良いのだろう。
 
日経平均は27,000円の攻防ということになるのだろうが、朝方発表されるCPI(消費者物価指数)で物価高懸念が強まって売り先行となって27,000円を下回って始まると27,000円では売り、ということになりそうだ。逆に27,000円台を保って始まると27,000円では買いということで買い戻しが優勢となるのだろう。少し長いスパンで見ると引き続き26,000円~27,000円を中心とした保ち合いということで、27,000円を超えるところでは上値も重くなってくるのだろうし、ここから27,000円を割り込むと売りが加速される場面も出てくるのだろう。
 
米国市場は軟調となったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物はしっかりとした動きになっており、円安を好感する動きがどこまで指数を押し上げられるかということになりそうだ。地政学リスクなど外部環境を見ると買えない状況であり、企業業績も円安が進むことで良くなるのか悪くなるのかわからないという感じでもあり、積極的には買い上がれない状況には変わりないだろう。決算発表の本格化を前に上昇しているものは手仕舞い売りに押され、下落しているものは買い戻されるということなのだろう。
 
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