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株式市場、先物・オプション市場

 日銀次第ということになってきたが・・・ 何も変わらないと円安になるだろうし・・・ 円安が必ずしも好感されるわけではない!?

2023-10-31
おはようございます。
 
 さすがに10月も終わりとなると朝晩は冬という雰囲気だ。株式市場は日米の金融政策が発表される週であり、その思惑で右往左往している感じだ。金利情勢は株式市場というよりはお金の流れの決定的な要素であり、株式市場にとっても重要な要素ということで金利政策の変更などは特に神経質にならざるを得ない。皆が騒ぐから、金利の変化に対して株価が動くということではなく、金利の変化が実際にお金の流れを変える可能性も高いから株式市場も右往左往するということになる。

 いずれにしても株価に対して影響が大きいことには変わりなく、特に長期金利が上昇するということは国債が売られるということであり、安心できる資産である債券を売るということでリスク回避というのもおかしな話だが、信用収縮ということで売られているのだと思う。特に米国債に関しては人民元安を回避するために中国が売っているのではないかと見方もあり、売りが継続するという可能性も強い。つまり金利の上昇が続くということである。ただ、株式に対するリスクがさらに高まるということになると最終的には債券が買われるということになり、金利が低下する。ただ、その際には短期金利が高止まりしている状況であれば「逆イールド」となり、景気後退を示唆しているとされる。いずれにしても足元の金利の不安定さは少なくとも株式を積極的に買い上がり難いということだ。

30,500円水準が下値というコンセンサスができそうだ。日銀次第ということなのだが、金融緩和の終了が取りざたされても意外に30,500円を割り込むと売り難いということなのかもしれない。買い上がる材料はないが、金融緩和継続で何も変わらないということになれば買い戻しも入るだろう。ただ、上値は31,000円、あるいは31,200円~300円というところで押さえられるのではないかと思う。
 
米国株は大幅高となったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく売られる場面もあり、本日の日本市場は売り先行となりそうだ。日銀の金融政策決定会合でのYCC(イールドカーブコントロール)での金利上限を見直すとの見方が出たが、単なる思惑なのか、リークなのかいずれにしても実際にはどのようになるのか、で相場も変わりそうだ。何も買わらないということになると一気に買い戻しが入り大幅高となるのだろうし、実際にYCCの上限撤廃となって売られても下値は限られるのではないかと思う。
 
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