日々是相場　－夕刊－　　　2025年12月2日（火）

日々是相場　－夕刊－　　　2025年12月2日（火）
　
日経平均　　　49,303.45 円　△0.17円
≪東証プライム≫
売買高　　　　23億4,659万株
売買代金　　5兆2278億59百万　円
値上り銘柄数　472　銘柄
値下り銘柄数　1,080　銘柄
騰落レシオ（25日）　113.90　％
為替　１ドル＝155.79　円
　
☆　市況概況　☆

利上げに対する警戒も根強く冴えない展開

米国株は軟調だったが、昨日の大幅下落の反動もあり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、買い先行となった。寄り付きの買いが一巡となった後は節目と見られる49,500円を挟んで行ったり来たりという状況で方向感に乏しい展開となった。日経平均もＴＯＰＩＸも堅調だったが、上値は重く値下がり銘柄も多く調整感が強い相場展開で方向感は見られなかった。

昼の時間帯は手仕舞い売りに押されるも方向感は見られなかったが買い戻し一巡から後場は前場の安値を下回るような始まりとなった。それでも寄り付きの売りが一巡となると買い戻しも見られ、日経平均は堅調な値動きとなった。TOPIXベースでも方向感は見られないながらも値持ちのいい展開ではあったが、上値は重かった。引けを意識する時間帯からは再度売り直されて冴えない展開となり、最後は下げ渋りはしたものの安値圏での引けとなった。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く、グロース250指数やグロース株指数は終始大幅安水準での値動きとなった。先物はまとまった売り買いは散発的にみられるものの、指数を大きく動かすこともなく、下がれば買われ、上がれば売られるような展開だった。

昨日の大幅下落の反動も見られたが、空売りの積み上がりが少なく、買い戻し一巡となったものから売られる展開となった。利上げが懸念されるなかで買われすぎ感が強い銘柄もまだまだ多く、空売りが積み上がらないと買い手がおらず買い戻し一巡となったものから売られるような展開は当面続きそうだ。利上げを織込めば下げ渋りから買い戻しなども進むのだろうが、利上げが実現するか利上げが見送られるか、はっきりとするまでは戻れば売りという冴えない展開が続くのだろう。

☆　テクニカル分析　☆
　
日経平均
　
遅行スパンがローソク足を下回りかけており、少なくとも値幅の調整が続くと思われる。戻りが鈍いということで一気に75日移動平均線や雲までの調整が見られるのではないかと思う。

詳しくは解説動画をご覧ください。
→https://www.youtube.com/playlist?list=PLOpTetyDMa2i0KagwugXljZVdnnDgcsBo