大峰・芦廼瀬川(沢登り)

2017-07-21
■日時:7/16(日)~7/17(月)
スマイルさん(リーダー)、キツネさん、クリンさん、はむくん、Yさん、Iさんの計6名

16日:七秦ダム8:00出発—槇滝(8:45−ザイルを出して右岸高巻きー9:30)—電線下(10:20)—昼休憩(12:30−13:10)—斜滝5x8m(14:00)—核心部8m(16:00−18:30)—テン場(18:45)

17日:7:25出発—笠捨谷(12:30)—堰堤手前遡行打ち切り(13:25)—車(13:45)

 芦廼瀬川に行ってきました。感激で胸が一杯で言葉になりません。以上。
 これでは報告にならないので、言葉にならないことを言葉にしてみます。まあ芦廼瀬川の素晴らしさはすでにいろいろと語られているのでもういいでしょう。綺麗だし、そんなに怖いところはないし、泳ぐ体力と寒さへの対応ができればいいです。次から次へと出てくる大釜を泳いで取り付いてよじ登る。その一つ一つががもしどこかの平凡な沢にあれば主役になれそうな釜・淵が次から次へと出てきてこれを楽しいと言わずしてどうするのか。
 
 これぞ芦廼瀬
 流れを泳ぎ下に取り付く。その際の大切な指の引っ掛かり。ツルツルの中に1mmでも出っ張りがないか。ロープを出してもらっています。ロープはあるけど取っ掛かりがなくてもがく。芦廼瀬川での格闘は数日前のことですが、ついさっきのことのようでもあり、なんか夢の世界のことでもあり。
 
 核心部の8m滝
 そして核心部の滝はズルっと行きそうでホント登りにくかったです。時間も遅くなり、薄暗くなってきた中、全員が滝を登りきり安全なところに来たときは嬉しかったな〜・・皆と感動の握手です、ハグにすればよかったかな。
 いいテン場が見つかりすぐに薪の準備とテント設営。核心部を越えた興奮と安堵感が入り混じった中、焚き火を囲みながらのプチ宴会。いやービールが体に染み渡りました。
 2日目は楽勝・・・でないところがさすがです。これでもかと泳がされ、よじ登らされ、もうお腹いっぱいです。
 
 2日目も素晴らしい
 笠捨谷出合付近で「もう少し先で切り上げよう」と余裕で飛び込み大会をしていたのですが、そのあとの狼返しの滝でも微妙な下り、登り。最後の最後までやってくれました。
 リーダーにトップで登ってもらってロープを出してもらっているのですが、なぜかこの芦廼瀬は「みんなで登った」「パーティーで遡行した」「全員でやりきった」感が半端ではありません。無事全員が車に着いた時のみんなの充実した顔、今思い出しても感動でうるうるしてきます。
「沢屋になりたい」と3年前にふれんずに入れていただき、中堅としてやっと「沢屋」を名乗ってもいいのかな、と自信になりました。それとともにこんな感激こんな素晴らしい達成感を味わったものの責任も感じます。こんないいところに連れて行ってもらったので、そのご恩返しで、次に誰かを連れて行ってあげる。もちろんスマイルさんやYさんのような大横綱といいますか伝説の巨人にはどう頑張ってもなれませんが、あの核心部の滝さえ登れたら次の芦廼瀬も見えてきます。3年で登れるようになるかな?「スマイルさん、また行きましょうね。その時は私(かキツネさんかクリンさんか)がリードしますからね」と言いながら3年後、5年後でもまだリードしているスマイルさんなのでありました。
 みなさん本当に怪我なくて良かったです、ありがとうございました。