八ヶ岳大同心稜から横岳硫黄岳縦走

2019-02-17
日時:2019年2月16日(土)-17日(日) 晴れ

メンバー:リエサン(私)、ガイド2名、一般5名コースタイム:2/16 11:00美濃戸口→赤岳鉱泉14:00着
2/17 6:00出発→7:00大同心基部→8:00大同心頂上→8:30横岳→9:00硫黄岳山荘→9:40硫黄岳山頂→、10:30赤岳鉱泉着、11:30出発→12:00美濃戸口

八ヶ岳に行くと赤岳鉱泉のテント場から正面に聳える岩峰、いつかは行きたいと思っていた大同心稜に今冬行ってきました。


土曜朝始発の6:00新大阪の新幹線からシナノ1号に乗り継ぎ9:37茅野着、10:20のバスで10:58美濃戸口着、今年は雪が少なく、美濃戸口には全く雪がありません。途中の赤岳山荘まで車に乗合せ、赤岳鉱泉14:00着、ガイド2名とアイゼン、目出し帽、手袋等装備をチェックし明日の荷物を用意した後、赤岳、硫黄岳参加の方も交えてアイスキャンディを見に行ったり夕食まで談話、夕食は名物のステーキでした。夕食後明日に備えて早めに就寝しました。

翌日曜弁当の朝食を部屋で食べ6:00出発、硫黄岳登山道を少し行ってすぐ右へ入ると明瞭な尾根が大同心稜、思ったより広くしっかりトレースがありました。急な雪面を木の根を持ったりしながら上り詰め、7:00大同心基部、あの岩峰が目の前に迫ります。
ガイド一人にコンテで女性三人ザイルを付け、岩雪交じりに正面の岩峰に向かって登り、少し登ってから右手に小同心を見ながら大きな大同心岩峰を右へ巻きます。細い岩伝いのトラバースですが雪のトレースをそっとたどりました。また少し左へ時々岩を乗越しながら岩雪交じりを登り、最後はピッケルのピックを使い四つ足になったりしながらサラサラの急な雪面から少しルンゼ状の岩を登り越し、ルンゼの上に出て、広いサラサラの急な雪面を左に行くと大同心頂上、右へ行くと横岳稜線です。

まずは左にルートをとり8:00わりと広い大同心頂上に到着し記念撮影し、来た道を少し下りてから右から真っ直ぐ登り稜線へ出て、引き返し横岳に登ってからザイルをはずして硫黄岳山荘9:00で休憩、心配の強風も無く大きなケルンをたどり9:40硫黄岳山頂着、大同心、横岳、赤岳、阿弥陀岳、遠くに富士山や南アルプス、妙義荒船などの大展望を楽しみ、10:30赤岳鉱泉着、荷物をまとめ11:30出発し途中からまた車に乗合せて12:00美濃戸口、晴天の中、快適に山行を終えました。

トレースがあり雪の状態も良く、大同心基部までも簡単で、雑誌やブログに写真のあった小同心を見ながらトラバースする所や、ルンゼの岩の乗越し等がスムーズにこなせたので、他の八ヶ岳バリエーション経験のある方からは物足りないとの意見も聞かれるほどでしたが、いつもはもっと大変だそうです。また機会があれば行きたいルートです。