赤岳主稜

2023-12-29
〈メンバー〉ひーぼー(L)、カスタム、おー、まろん(SL、記録)
4月に計画していたものの、天候が悪く中止になった赤岳主稜を年末に登ってきました。
年末は異例の暖かさ、二日間とも晴れで絶好のチャンス。
12/28 夜関西を出発し、渋滞もなく1:30頃美濃戸口に到着。
ビール一本だけ飲んで2:00に車中にて仮眠
12/29 3:30起床、4:00出発の予定が
皆用意が遅く4:30になってしまいました。
リーダーのひーぼーさんはとっくに用意が済んでいたのに、こういう時の準備に皆慣れていない。
雪がなさそうで美濃戸口から車で上がれそうでしたが、わからないので歩いて行くことに。
(結局この二日間は四駆じゃなくても車上がっていました)
南沢から行者小屋を目指して登っていきますが、メンバーの1人が寝不足もあってか、体調が良くなさそう。ふくらはぎが張って足が上がらないとのこと。
リーダーのひーぼーさんと相談し、このまま赤岳主稜に登るのは無理だろうと、
今日は赤岳鉱泉へ向かい、アイスをして後はゆっくり体を休めて、明日アタックすることにしました。

午前中はアイスキャンディをワイワイと楽しみ、
お昼を食べてコタツ付きの個室で飲んで、昼寝をして、名物のステーキの夕食を食べてまた飲んで、
それでも20時前には就寝。
12/30 4:30起床、5:30出発。
行者小屋で装備を整え、文三郎尾根の急登を登ります。この時点で−8℃。冬の八ヶ岳にしては暖かい方。
トラバースのポイントについた時点で先行パーティがちょうどトラバース中。
どうやらガイドさんパーティのよう。
我々はロープ出さずにフリーで行くことに。
1p目チョックストーン
雪がなくてCSの下をくぐって
ひーぼー・カスタムPがスタート
上から乗っ越そうかと思いましたが、雪が全くなく手こずりそうなので、marron・おーさんPもくぐっていくことに。
CSを超えた後屈曲するのでピッチを一度切り、本来の1p目終了点へ
3p目、出だし右側から登るのは難しそうだが、左側から登ると登りやすい
4p目リッジを登る 
簡単だったので
5、6p marronPはコンテで登ります
7p目先行のガイドパーティがまだ登っておらず、
順番待ち
気温-4℃だが風があるのでじっとしているの冷えました〜
凹角を登ります
8p目 
本来右側からのようだが左側から登りプロテクションは取れず
9p目緩い凹角
岩角でビレイをしてここでロープをまとめて
あとはコンテで赤岳北峰へ。
先に着いていたひーぼーさん、カスタムさんと思わずハグして喜びあいました。
赤岳山頂へ向かう途中、雲海に浮かぶ富士山がお出迎えしてくれました。

あとは美濃戸口までの長い長い下山。
最後はヘッデンつけての林道歩き。
今回は雪が少なく、クライミングとしては難しくなかったですが、やはり荷物の重さや、アプローチの遠さ、待ち時間の寒さなどが身に染みました。
やはり冬のアルパインは体力勝負、普段から歩荷が必要と感じました。
ひーぼーさん以外冬のアルパインはまだまだ経験不足ながら
皆でフォローし合いながら達成できて充実感いっぱいです。
今回はペアのおーさんがロープを終始担いでくれて、つるべで登ってくれて心強かったです。

赤岳主稜の全貌