大峰 釈迦ヶ岳 雪山テン泊

2024-01-07
2024/01/07-08

【メンバー】
スマイルさん(L)、トリピーさん、おー(SL,記録)

【行程】
1/7 距離7.6km, 時間6h42m
   登り累計1317m, 下り累計410m
07:18 駐車地点出発
07:25 前鬼林道ゲート
07:55 前鬼宿坊
09:30 二つ岩
10:55 太古ノ辻
11:45 深仙小屋
13:18 釈迦ヶ岳山頂
14:00 深仙小屋

1/8 距離5.2km, 時間3h16m
   登り累計101m, 下り累計1008m
09:39 深仙小屋出発
10:10 太古ノ辻
11:05 二つ岩
12:25 前鬼宿坊
12:50 前鬼林道ゲート
12:55 駐車地点帰着

前夜、前鬼ゲートまで凍結は無かったものの帰路で凍結すると登れない坂があるため、ゲートから300m程手前に駐車。おでん宴会後23時前に就寝。

5:30起床。遠く山頂が朝日に染まり空は晴れ清々しい朝。7:18駐車地点(590m)出発、付近に全く雪の気配なし。ゲートの駐車場まで来ると車3台。前鬼宿坊までは林道。登山道をしばし登り標高1000mを超えるとようやく残雪ちらほら。

二つ岩でキャピキャピ賑やかな先行7人グループに追いつく。二つ岩を過ぎると登山道にも雪が増えスマイルさんとトリピーさんは12本アイゼン、自分ははチェンスパを装着。積雪は10〜20cm程だが凍結した岩やトラバースで気を使う。

太古ノ辻(1455m)まで来ると視界が開け青空に遠くまで広がる絶景にテンションアップ。大日岳をトラバースして11:45 深仙(1497m)に到着。荷物をデポして12:07 山頂へ向かう。10mを超える小雪混じりの強風が吹きはじめ怪しい雲が広がりはじめる。山頂に近づくと繊細で綺麗な霧氷が残っていてようやく雪山らしい景色となる。

13:18 釈迦ヶ岳(1800m)登頂。強風と雲で展望はなかったが、立派な釈迦如来像と記念撮影。13:29 深仙へ向け下山開始。風は更に強まり瞬間最大風速は20mを越え時より体が持っていかれそうな吹雪状態。

14:00 深仙(1497m)に到着。風が避けられる良さげなテン場があったので雪上にテント設営を試みたものの自分がテントシートを忘れ雪上は断念。避難小屋内にテントを移動。小屋内に上手くテントを設置する事ができ、16:00お疲れさまの乾杯で宴会開始。夕食はレトルトカレー。21:00頃就寝。テント内は3°位、メリノウール、ダウン、冬用シュラフ、シュラフカバーで暖かく快適に睡眠。

夜中目覚めるとテント内は-5°まで下がっていたが、寝袋にしっかり入っていれば快適。外では今にも屋根が吹っ飛ぶのではないかと思ってしまうほどの爆風の物凄い音。トイレは朝まで我慢。

長時間寝過ぎて朝方には腰が痛くなり寝続けるのが辛くなり始める。7時過ぎ、トリピーさんが朝日が綺麗と教えてくれたので飛び起き外に出ると、景色は昨日とは一変し一面銀世界。朝靄煙る銀世界を朝日がオレンジ色に染める幻想的な光景に感動。朝食は餅入り塩ラーメンめっちゃうま。

9:39 避難小屋出発。外気温-7°。積雪は昨日の状態から10〜20cm増えた程度。アイゼン、チュンスパで快適に歩ける。雪景色を堪能しながら順調に下山。前鬼宿坊も雪景色。

12:55駐車地点帰着。上北山温泉薬師湯で入浴。温泉でご一緒した方に教えて頂いた柿の葉寿司の「ゐざさ」中谷本店で寿司買って帰宅。これが香り良くめっちゃ美味でリピート決定。超おすすめです!

自分が初雪山テン泊であった事もあり、装備忘れや慣れないところでの苦労や反省もありましたが、新たに学ぶ事も多く、晴天からの吹雪や凍結、無雪状態からの霧氷の銀世界まで、バリエーション豊かな冬山を経験でき、有意義で楽しい山行となりました。

企画からいろいろ準備頂いたリーダーのスマイルさん、ご一緒頂いたトリピーさん、ありがとうございました!