主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 SDGs2

2023-07-10

皆様、お元氣ですか?
1番目は「貧困をなくそう」です。
これにはターゲットがあり、1日1.25米ドル以下で暮らすことがないようにし、貧しい人の割合を半減し、そのための仕組みをつくり、人に基本的なサービスが提供され、災害、経済ショックに合わないように力をつけさせるというものです。
素晴らしいターゲットですが、そもそも貧困は何によってもたらされるか考えていないようです。
貧困は相対的な貧困と絶対的な貧困があります。住んでいるところによって貧困は違うわけです。1日1.25米ドルは1日175円で暮らす人がいるということです。1か月で5250円です。日本では考えられないことです。日本には生活保護制度があり、最低限度の生活ができるようにしています。それでも世界にはそのような貧困状態で生活している人がいるのです。その国の物価によって貧困は左右されますが、日本では相対的な貧困を考える必要があります。
それでも、絶対的貧困とされる1日352円以下で暮らす人はいます。相対的貧困は年間210万円以下で暮らす人、つまり1日5753円以下で暮らす人を指しますが、国民の15.7%になります。これはG7の国で第6位。ちなみに世界第1位はアイスランド、日本は31位、アメリカは40位です。
相対的貧困は世帯所得の中央値の半分に満たない人々のことです。
こうしてみると、日本はアメリカ程貧富の差は広がっていないにしても先進国の中では貧富の差が広がっていることがわかります。相対的貧困率からすると6人に1人が貧困二なるのです。
ですから、確かに絶対的貧困者は少ないかも知れませんが、相対的貧困者はかなり居ることになります。
日本として、行うことは貧富の差を少なくする方向にしなければならないでしょう。かつて日本が元氣だった頃を思い返してみましょう。
貧乏だったけど、明日への希望に満ちていたのではありませんか?
一部の既得権益者だけが金銭的に優遇される制度、税制、補助金、許認可、隠蔽、そのような官僚、政治家、大企業の癒着。このような体制で日本人が元氣になるはずがありあません。これらの腐った制度を撤廃して新しい人の考えで、貧富の差をなくす制度にしないと日本はさらにダメな国になるでしょう。
そうした、新しい考えで国を良くしようとする個人、団体が少しずつ芽生えているように思います。
改善するには、今の現状を正確に把握して、どうすれば良くなるか考えて行動するしかありません。それは、一人一人の日本人に委ねられているのです。