主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 SDGs3

2023-07-11

皆様、お元氣ですか?
2番目は「飢餓をゼロに」です。
日本では飢餓が起きてはいませんが、アフリカのケニア、南スーダン、ソマリア、ナイジェリア、イエメン等の国々では深刻な飢餓が発生しています。干ばつという原因もあるのですが内戦で人々が争っているためでもあります。全世界で8億人が飢えています。
ターゲットとして2030年までに飢餓の撲滅、子供・妊婦の栄養改善、農業経営の改善、種子の多様性と公平な配分等があります。
これらも、確かに改善目標として立派なものですが、農業生産物は十分にあるのに公平に行き渡らないので飢餓が生じているのです。
日本では、かつて飢饉があり大勢が死んでいました。そのため、備蓄米を放出して飢饉を乗り越えて来ました。これを世界中で行えばいいだけの話ではないでしょうか?備蓄できるものは限られているかもしれませんが、お米はその点で優秀です。小麦も備蓄に耐えるでしょう。
日本でもできることはあります。そのような提案を世界に向けて発信すればいいのです。国際的な機関が食品の備蓄を少しずつ行い、いざ飢饉になれば、それらを計画的に配分すればいいのです。
世界には農業メジャーと呼ばれるグローバル企業が、種子や農薬を独占しています。さらにF1種という固定種とは違う種を遺伝子操作で作っています。F1種は確かに長所として害虫に強く一定の収穫量が見込まれるかもしれませんが、1代限りで種から次の代が育つことがありません。しかも特定の農薬を必要としたりするのです。ですから、農家は「たね」を保存できず、毎年、種と農薬を買い続けるしくみです。これで農業メジャーは莫大な富を得るのです。
つまりF1種と農薬はセットで農家に買わせ、農業メジャーが儲かる仕組みを作りだしたのです。
「飢餓をゼロに」するのは、すばらしいと思いますが、その中身は、さらに農業メジャーに利益を生み出して、一部の富豪だけがさらに富を蓄えて、農家を一生苦しめることを目指しているのです。
日本でも、何も考えていない政治家や官僚やマスコミが、食品ロスを問題にしていますが、それよりも、毎日食べる食品に感謝して残さないようにしたり、無農薬、有機肥料の食品を選ぶ。添加物をなるべく少ない食品を選ぶ。加工食品を避ける。F1種でなく固定種の食品を選ぶ。食料安全保障を考える。といったことを毎日続ければいいのです。
明日は変えられます。皆様の意識を変えればより良くなります。
飢餓は、食料の配分と紛争の問題です。
飢饉に備えるには備蓄食料です。