主な活動場所
八木原小学校

 5年生の稲作体験で「かかし作り」が行われました

2022-07-10
7月5日(火)5年生の稲作体験で「かかし作り」が行われました

案山子(かかし)は田んぼや畑などの中に設置して、作物を荒らす鳥などの害獣を追い払うために竹や藁で人を模すことで「人間がいる」ように見せかけることを役割としています

普段はグラウンドで遊んだり授業をしたりする元気な子供達が大勢いる学校も夏休みに入るため、案山子は5年生の大事な稲を主にカラスやスズメから守る任務に着きます

今年はどんな頼もしい案山子ができるのでしょうか?

各クラス、3グループに分かれて案山子を制作します

先ずは、2本の支柱を十字型にして結束バンドと針金で固定し危なくないように上からガムテープを巻きます

これが案山子の骨格になりますが、ここまではお手伝いに参加して下さった保護者の方が作業して下さいました

その後、ボランティアの方がペットボトルの底にドリルで穴を開けて下さったものを子供達が支柱に通して、繋ぎ目を布テープで巻いて案山子の身体の部分を制作していきました

支柱を支える子、ペットボトルを通す子、布テープで巻く子、協力し合いながら楽しく作業していきます

次に持ち寄った洋服、軍手、帽子などを着せていき、風などで脱げてしまわないようにしっかり固定していきます

ペットボトルを繋いだ手脚にズボンを履かせたり、シャツの袖を通します

おしゃれな案山子に、個性的な案山子、思わず笑顔になり楽しそうな子供達

どんなコーディネートの案山子が揃うのか楽しみです

同時にビニール袋に思い思いの顔を描いて、発泡スチロールを詰めて頭を作ります

さすが5年生!作業中に風で飛んだ細かい発泡スチロールを手の空いた子供達が自主的に掃除していました

役割を果たしながらも状況判断して自ら仕事を見つけて行動できる素晴らしい姿に感動です

最後に手袋や頭を着けて見事な案山子が9体、出来上がりました

全員で改めて体育館を掃除して案山子作りは終了

あっという間の2時間でした

暑い夏に田んぼに立つユーモラスな人影は頼もしいだけではなく、親しみもあり時に私達をクスッと笑わせて和ませてくれる存在でもありますね

田んぼの稲も随分と成長し株も増えました

稲の茎(くき)の中では穂のもとができはじめる時期になりました

7月下旬~8月上旬ごろに茎の中で育った稲穂(いなほ)が顔を出すのが楽しみですね

暑い中、ご協力くださいましたボランティアの皆様、保護者の皆様ありがとうございました